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家庭で水耕栽培を楽しんでみませんか

2016年05月02日
明治大学 黒川農場

写真1:「ボックス水耕」装置で育つトマト写真1:「ボックス水耕」装置で育つトマト

写真2:「ボックス」水耕装置を作成中の市民講座受講生の皆さん写真2:「ボックス」水耕装置を作成中の市民講座受講生の皆さん

“水耕栽培をやってみたいけど難しそう”と思っている方、いらっしゃると思います。そういう方のために、黒川農場では自宅で誰にでも簡単に水耕栽培が楽しめる装置を開発しました(「ボックス水耕」装置と呼んでいます。写真1)。発泡スチロール箱やプラスチックカゴ、ペットボトルなど、身近にあるもの、安価に入手できるものを使って手作りします。エアーポンプがなくとも根が酸欠を起こさないように工夫してありますので、電気は使いません。水耕栽培に欠かせない培養液は、市販の水耕栽培用肥料などを使って作成します。
黒川農場ではこの「ボックス水耕」装置を使って、トマト、ナス、メロン、リースレタス、ブロックリー、コカブなどたくさんの野菜を作っています。どれもとてもよくできます。また、市民講座(「家庭で養液栽培を楽しむ」)を開設して、装置の作り方や栽培方法など、詳しく学んでいただいています(写真2)。農場内の展示温室では、「ボックス水耕」装置でいろいろな作物を栽培中です。一度ご覧いただき、あなたもご自宅のベランダや庭で、水耕栽培に挑戦してみてはいかがでしょうか。作物の根の形や生長していく様子も観察できます。楽しいですよ。