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【長期海外実習】2015年度国連ユースボランティア帰国報告会を行いました

2016年04月09日
明治大学

明治大学からの2015年度派遣学生(左から井土さん,山本さん,宇野さん)明治大学からの2015年度派遣学生(左から井土さん,山本さん,宇野さん)

 国連ユースボランティア・プログラムに参加した学生の帰国報告会が3月22日,国連大学(東京都渋谷区)で開催され,明治大学から参加した学生3名を含む16名の学生が6ヶ月間の活動内容を報告しました。午前の部では,本学の鈴木健教授(情報コミュニケーション学部)の司会で国連ユースボランティアとして成し遂げたことについての活動報告が行われました。午後の部では,国連ユースボランティアに参加して得たものについてのパネル討論が行われました。
 国連ユースボランティア・プログラムは,世界の平和と開発を支援するための国連機関である「国連ボランティア計画(UV Volunteers)」が実施するインターン受入プログラムです。日本では関西学院大学が中心となり6大学(関西学院大学,明治大学,立教大学,明治学院大学,上智大学,東洋大学)より学生を派遣しています。2016年度からは新たに3大学(国際教養大学,大阪大学,筑波大学)が加わり,9大学より学生を派遣します。 
 
以下,本学の参加学生からの本プログラム参加を振り返っての感想と今後応募を考えている学生の皆さんへのメッセージです。
 
井土元樹さん(国際日本学部)【派遣地:アクラ(国:ガーナ)】
 参加を志したのは, 関心のある国際貢献の手段として本プログラムは有効だと感じたからです 。業務では上司不在のアクシデントをきっかけに国連に限らず自分から積極的にローカルNGO や現地の学校とも繋がっていきました。また現地日本大使館と行った日本のオタク文化促進や,現地の陸上,空手,剣道チームでの練習,国際マラソン大会での優勝など,本派遣期間の5ヶ月のうちに公私ともにたくさんのガーナ人と関わることができました。多くの現地人との関わりは現地の知識も乏しい外国人である自分でもできる貢献だと捉えています。一人でも多くの彼らが自分という奇異な存在との関わりを通して世界に目を向けたり,ボランティアや国連の活動を知ったりすることで後により良いガーナの実現に繋がるからです。確かに国際貢献と聞くと難しそうですが,このように考えると少しだけできそうな気がしませんか。背伸びしないで等身大の自分でできる国際貢献を考えるきっかけとしてできるだけ多くの学生に本プログラムに興味を持っていただければ幸いです。
 
宇野舜さん(国際日本学部)【派遣地:ニューデリー(国:インド)】
 私が参加しようと思った理由は国連機関で働くのが夢であったということと途上国と呼ばれる地域で働いてみたいと思ったからです。現地での経験を振り返ると,環境に適応してそこで仕事を行うことはハードだったなと思います。周りの職員との知識や経験の差,文化の差などで最初は戸惑いました。しかし,次第にどうやって働くのか,どうすれば自分が持っているものをうまく使えるかを考えました。そこで,これまでインドで作ってきたコネクションや国連ユースボランティアのメンバーとの協力で9ヶ国のUNVが共同で行ったグローバルプロジェクトを行い,成功に導くことが出来ました。これから応募を参加しようと考えている方には,自分が今どうかというより,このプログラムを通して何をしたいか,どうなりたいかということを考えてプログラムに参加してほしいです。
 
■ 現在2016年度派遣学生の募集を行っています。
募集要項や申し込み方法については,下記ページをご確認ください。
http://www.meiji.ac.jp/cip/chouki_kaigaijisshu/index.html