挨拶

センター長挨拶



明治大学 文学部 専任教授
センター長 阿部 芳郎
本研究センターは、長和町との協力関係のもとに、2001年4月に黒曜石原産地遺跡のある長野県小県郡長和町に設置された大学付属の研究機関です。 2016年度からは黒曜石原産地研究とともに、主に旧石器時代から縄文時代を中心とした学際的な研究を展開しています。

研究の体制

様々な研究を同時に推進するためには複数のラボが必要になります。現在ではキャンパスのある東京の駿河台地区に新たに関連分野の研究拠点を形成し、長和町のセンターと共に研究を推進しています。また、学内では資源利用史研究クラスター・特定課題研究ユニット天然資源研究所・日本先史文化研究所、学外では東京大学総合研究博物館年代測定室とも連携し、さらなる研究の展開をはかっています。

多角的な人類史研究の展開

黒耀石研究では、黒曜石の理化学分析による産地推定の展開により、旧石器時代から縄文時代にかけて流通の実態が解明されつつあります。また海外の研究機関との連携を進め、産地推定法の高精度化を進めています。
駿河台地区の分析室では先史考古学とともに遺跡出土の動植物遺体および人骨の分析を実施しています。また遺跡出土の漆および顔料の理化学分析をおこない、縄文時代から現在に至るまでの漆工技術史の解明に取り組んでいます。さらに東京大学総合研究博物館の年代測定室と連携し、人骨の食性分析や土器付着炭化物の分析を進めています。
このように学内外の研究機関との連携関係を構築し、先史人類社会の実像解明にむけての多視点的な研究を推進しています。今後も先端的な分析技術を導入し学際性を高めたいと考えています。

成果の社会への還元

研究成果は学術論文・学会発表・書籍の刊行をはじめとして、シンポジウム、講演会、博物館での企画展などを通じて、広く公開し社会に還元しています。またこれらの取り組みは学内外の研究機関や遺跡・遺物を管理・収蔵する各地の教育委員会・博物館などと共同して企画することによって研究者だけでなく、学生や一般市民の方々の興味を深めることにも配慮しています。
さらに現在は複数の国史跡や重要遺跡の保存活用事業に協力して研究を展開しています。

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