遠藤英子



明治大学黒耀石研究センター センター員
博士(考古学)首都大学東京 2015年3月

ee6871@ff.em-net.ne.jp

学歴

1976年 東京女子大学文理学部史学科 卒業
2006年 法政大学文学部史学科 卒業
2008年 首都大学東京大学院人文科学研究科文化基礎理論専攻歴史・考古学分野 博士前期課程 修了
2015年 首都大学東京大学院人文科学研究科文化基礎理論専攻歴史・考古学分野 博士後期課程 修了

最近の研究テーマ

1.レプリカ法を用いての、日本列島における農耕開始期の研究:特に中部高地・関東・東北地方に展開した農耕からみた弥生文化の多様性の解明
2.ユーラシア農耕拡散の研究:特に西アジア起源と東アジア起源の農耕の結節点の一つと考えられるウクライナでの農耕開始期の検討

これまでに受けた科学研究費補助金ほか外部競争的基金

2007〜2008年 高梨学術奨励基金「食糧生産開始期の打製石斧ー使用痕分析による機能推定ー」研究代表者
2008〜2009年 高梨学術奨励基金「打製石斧の実験使用痕分析」研究代表者
2011〜2012年 高梨学術奨励基金 「西日本の縄文晩期から弥生前期遺跡を対象としたレプリカ法の実践-栽培種子の検出を目指して-」研究代表者
縄文時代晩期末〜弥生時代前期の5遺跡でレプリカ法調査を実施し、栽培穀物データから四国地方の農耕開始期の様相を検討した
2012〜2013年 高梨学術奨励基金「西日本の縄文晩期から弥生前期遺跡を対象としたレプリカ法の実践-第2次調査:中国・四国地域-」研究代表者
縄文時代晩期末〜弥生時代前期の9遺跡でレプリカ法調査を実施し、栽培穀物データから近畿地方の農耕開始期の様相を検討した
2014〜2015年 三菱財団人文科学研究助成 「レプリカ法による、農耕開始期の栽培穀物の研究」研究代表者
西日本の縄文/弥生移行期の遺跡資料に対してレプリカ法を実施し栽培穀物の出現期と、そのパッケージの内容を検討し、北部九州での農耕受容段階でのイネと雑穀の複合的栽培、各地での複数の穀物栽培形態の併存などを推定した
2014〜2015年 明治大学大久保忠和考古学振興基金「レプリカ法による植物質食料利用研究を応用した中部高地弥生中期集落研究」研究分担者(研究代表者:馬場伸一郎)
弥生時代中期後半に中部高地を中心にその影響が関東地方にまで及んだ栗林式期の穀物栽培についてレプリカ法から検討し、そこで得られた植物質食料利用の評価を、集落研究に応用しようとする新たなアプローチを展開した
2016〜2018年 科学研究費補助金基盤研究(C)「レプリカ法によるウクライナ新石器〜金石併用時代の栽培穀物の検出と出現期の解明」(課題番号16K03166)研究代表者
ウクライナ国内の圧痕土器資料をはじめ、当該期の出土土器を対象にレプリカ法調査を実施する。時期と種子同定が確実な栽培穀物データを集成して各栽培穀物の出現時期の確定が研究目的である。キエフ国立大学と国立考古学研究所との国際共同研究として現在研究を継続中である

社会における活動実績

2015年〜 熊谷市市史特別調査員
2016年〜 さいたま市市史編さん調査員 

研究業績

1.雑誌論文・著書

高瀬克範・遠藤英子2010「埼玉県志木市田子山遺跡第31地点弥生時代21号住居跡出土炭化種子の分析」『古代学研究所紀要』12 明治大学
Katsunori Takase, Eiko Endo, Hiroo Nasu 2011“Plant use on remote islands in the final Jomon and Yayoi periods: an examination of seeds restored from potsherds in the Tawara site, Niijima Island, Japan“ Bulletin of Meiji University Museum Series.16:21-39
遠藤英子・高瀬克範2011「伊那盆地における縄文時代晩期の雑穀」『考古学研究』58-2:74-85 考古学研究会
遠藤英子2011「レプリカ法による、群馬県沖Ⅱ遺跡の植物利用の分析」『古代文化』63-3:122-132 古代学協会
遠藤英子2012「縄文晩期末の土器棺に残された雑穀」『長野県考古学会誌』140;43-59 長野県考古学会
遠藤英子・高瀬克範2012「レプリカ法による愛知県西志賀遺跡出土土器の研究」『明治大学博物館研究報告』17:13-25
遠藤英子・伊藤淳史2013「比叡山西南麓における穀物栽培出現期の様相—レプリカ法による京都大学構内遺跡出土資料の種実圧痕調査—」『京都大学構内遺跡調査研究年報 2010年度』京都大学文化財総合研究センター 181-200
遠藤英子2013「栽培植物からみた、近江盆地における農耕開始期の様相—滋賀県安土町上出A遺跡・草津市烏丸崎遺跡のレプリカ法調査から—」『日本考古学』35:97-112日本考古学協会
遠藤英子2013 「16th Conference of the International Work Group for Palaeoethnobotanyに参加して」
『植生史研究』22-2:69-71日本植生史学会
遠藤英子2014「種実由来土器圧痕の解釈について」『考古学研究』60-4:62-72考古学研究会
遠藤英子2014「栽培穀物から見た、関東地方の「弥生農耕」」『SEEDS CONTACT(植物・土器・人骨を中心とした日本列島農耕文化複合の形成に関する基礎的研究 日本学術振興会平成25年度基盤研究(A)ニュースレター)』2:16-23 
遠藤英子2015「土器が語る農耕の開始ー明治大学博物館収蔵資料のレプリカ法調査」『MUSEUM EYES』65 明治大学博物館10-11
遠藤英子2015「大豆田遺跡Ⅳ出土蓋型土器残存圧痕のレプリカ法調査」『大豆田遺跡Ⅳ』佐久市埋蔵文化財調査報告書229:215-218
遠藤英子2016「再葬墓造営集団の雑穀栽培」『SEEDS CONTCT「植物・土器・人骨の分析を中心とした日本列島農耕文化複合の形成に関する基礎的研究」日本学術振興会平成25年度基盤研究(A)ニュースレター』 3: 6-11
遠藤英子2017「中里原遺跡出土弥生土器のレプリカ法調査」『松義中部地区遺跡群Ⅳ 中里下原遺跡Ⅱ 中
里中原遺跡Ⅱ(縄文時代編)中里宮平遺跡 中里原遺跡 二本杉遺跡』第3分冊 富岡市教育委員会1217-1218
遠藤英子2017「二軒在家原田頭遺跡出土土器のレプリカ法調査」『西横野中部地区遺跡群(人見西原遺跡・人見坂ノ上遺跡・人見三本松遺跡・人見上ノ原遺跡・人見上西原遺跡・二軒在家原田遺跡・二軒在家原田Ⅱ遺跡・二軒在家原田頭遺跡・行田二本杉原東遺跡)』安中市教育委員会(印刷中)
遠藤英子2017「土器圧痕から見た熊谷市周辺の弥生農耕(上)」『熊谷市史研究』9 熊谷市教育委員会43-53
馬場伸一郎・遠藤英子2017「弥生時代中期の栗林式土器分布圏における栽培穀物」『資源環境と人類』明治大学黒耀石研究センター紀要7、1-22

2.学協会発表(講演要旨・予稿集・紙上発表)

遠藤英子2010「弥生再葬墓遺跡出土土器の圧痕から同定された雑穀(アワ・キビ)とイネ ー群馬県沖Ⅱ遺跡の事例からー」第25回日本植生史学会、名古屋大学、ポスター(発表要旨集:48-49)
遠藤英子2011「愛知県豊川下流域における縄文時代晩期後半の雑穀」第26回日本植生史学会、弘前大学、ポスター(発表要旨集:78-79)
Endo,E.2012 “New refinement of plant impressions using Replica-SEM Method“ICPXⅢ/IOPCⅠX2012 (国際花粉学会/国際古植物学会議)、中央大学、poster(Abstract: 54)
遠藤英子2012「レプリカ法から見た東海地方縄文弥生移行期の植物利用」第19回考古学研究会東海例会、静岡大学、口頭(発表要旨集:7-14)
遠藤英子2012「土器圧痕の形成過程とタフォノミー」第27回日本植生史学会、アオーレ長岡、口頭(発表要旨集:24-25)
Endo,E. 2013“Refining plant impressions using Replica-SEM method:millet cultivation in central highland Japan”The16thConference of the International Work Group for Palaeoethnobotany(Thesssloniki,Greece)(Abstract: 52)
遠藤英子2013「栽培穀物から見た四国島における農耕開始期の様相」第28回日本植生史学会、高知大学、口頭(発表要旨集:84-85)
遠藤英子2013「山ノ寺・夜臼Ⅰ式土器から同定した栽培穀物」第28回日本植生史学会、高知大学、ポスター(発表要旨集:75-76)
遠藤英子 2014「弥生農耕は稲作に特化したのか?ーレプリカ法からみた穀物栽培の多様性ー」第29回日本植生史学会、鹿児島大学、口頭(発表要旨集:39-40)
遠藤英子2014「栽培穀物からみた、関東地方の「弥生農耕」」考古学研究会第60回総会・研究集会、岡山大学、ポスター
遠藤英子2015「群馬県西部域における弥生時代前半の穀物栽培」第30回日本植生史学会、北海道博物館、ポスター(発表要旨集: 92)
Endo, E. 2016 Chasing Chinese Millet using Replica-SEM Method 17thConferene of the international Work Group for Palaeoethnobotany 8 July, Muséum national d’histoire naturelle (Paris,France), poster(Abstract: 52)
Endo, E. 2016 The Diversity of Agriculture Adopted in the Japanese Archipelago: Replica-SEM analysis on the Package of Cultivated Cereals 8th World Archaeological Congress 30 August, Doshisha University (Kyoto,Japan), poster(Abstract: 267-268)
遠藤英子、福田正宏、那須浩郎、國木田大、OKSANA YANSHINA、VALERY DERYUGIN、MAKKSIM GORSHKOV、EKATERINA SHAPOVALOVA 2016「アムール川流域古金属器時代の雑穀栽培」第31回日本植生史学会、専修大学、ポスター(発表要旨集: 61)
 

3. 講習会,学習講座,フォーラム等

2013年「レプリカ法で探る土器に残された穀物圧痕」明治大学博物館入門講座「弥生時代の稲作伝播をさぐる」
2015年「農耕の開始をレプリカ法から探るー中部高地スタイルー」飯田下伊那地方の考古学最前線-調査・研究速報-/講演会、飯田市美術博物館
2016年「タネの圧痕はなぜついたのか」『いま、アッコンが面白い!—タネ・ムシ圧痕が語る先史・古代の農とくらしー』日本学術振興会科学研究費補助金研究成果公開シンポジウム、福岡市博物館、口頭(発表要旨集:34-35)
2016年「和光市で農耕が始まった頃」和光市デジタルミュージアム
http://rekitama-wako.jp/museum/2016_wako_kiyo2_023-034.pdf
2016年「三遠信地方の穀物栽培」『丸子式土器とその周辺』地域と考古学の会第3回土器を見る会、富士宮市埋蔵文化財センター
 

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