谷畑美帆

谷畑

明治大学文学部兼任講師
NPO法人スケルトン研究機構 理事代理

履歴

1966年京都市生まれ。明治大学文学部史学地理学科考古学専攻卒業後、東京芸術大学大学院にて博士号(学術)取得。英国自然史博物館特別研究員・北里大学一般教育部特別研究員等を経て2016年より明治大学黒耀石研究センター員。考古学と人類学の研究手法を併用しつつ、遺跡から出土する古人骨の鑑定を実施。中でも、骨病変として提示される所見を中心に過去の社会・生活様相に関する研究を実施している。

研究業績

■ 著書
2004年『考古学のための古人骨調査マニュアル』学生社(共著)
2006年『江戸八百八町に骨が舞う』吉川弘文館(単著)
2010年『O脚だったかもしれない縄文人』吉川弘文館(単著)
2016年『コメを食べていなかった?弥生人』同成社(単著)
■ 報告書における執筆(金属器・古人骨ほか)
1995年「福岡県大刀洗町甲条神社遺跡の甕棺表面にみられる布圧痕」『大刀洗町文化財調査報告書第7集 甲条神社遺跡』大刀洗町教育委員会 p.158-164(共著)
1996年「金属器」『福岡市教育委員会文化財調査報告書第158集 クエゾノ遺跡』福岡市教育委員会 p.68-75
1997年「人骨に見られる病変について」『港区立港郷土資料館だより』第39号 港区教育委員会 p.6-7
1998年「狸穴増上寺下屋敷跡遺跡出土人骨について」『港区文化財調査報告集録』第5集 港区教育委員会 p.152-160(共著)
1999年「朗星寺跡遺跡出土人骨について」『港区文化財調査報告集録』第5集 港区教育委員会 p.171-180(共著)
2000年「赤坂4丁目遺跡出土人骨について」『港区文化財調査報告集録』第6集 港区教育委員会 p.121-129(共著)
2001年「土器塚出土人骨について」『目黒区教育委員会発掘調査報告書第70集 土器塚遺跡』目黒区教育委員会 p.89-90
2002年「堀之内城跡出土の鉄鍋を被った近世人骨について」『千葉市教育委員会発掘調査報告書第56集 堀之内城跡・免谷津遺跡・志保多遺跡』千葉市教育委員会 p.65-66(共著)
2003年「乗泉寺跡出土人骨について」『港区文化財調査報告集録』第8集 港区教育委員会  p.110-115(共著)
2003年「東中山台遺跡出土の中世人骨について」『埋蔵文化財センター調査報告 第8集 印内台遺跡群25』財団法人船橋文化スポーツ公社埋蔵文化財センター p.100-103
2003年「大谷貝塚出土縄文時代前期人骨について」『茨城県教育財団発掘調査報告書 第56集 大谷貝塚』財団法人茨城県教育財団 p.86-89
2004年「浦尻貝塚出土人骨について」『福島県南相馬市埋蔵文化財調査報告 第11集 浦尻貝塚』南相馬市教育委員会 p.90-93
2005年「半過古墳群出土人骨について」『長野県上田市文化財調査報告書 第105集 半過古墳群』上田市教育委員会 p.101-108
2006年「原田地区出土人骨について」『福島県南相馬市埋蔵文化財調査報告 第13集 原田地区遺跡』南相馬市教育委員会 p.92-95
2007年「四十八塚古墳出土人骨について」『四十八塚古墳群 栃木県埋蔵文化財調査報告 340集』とちぎ生涯学習文化財団 p.202-222
2008年「菅田古墳群出土人骨について」『菅田古墳群 栃木県埋蔵文化財調査報告 351集』とちぎ未来づくり財団 p.212-225
2010年「出土人骨について」『武蔵国府跡(御殿地地区)』府中市埋蔵文化財調査報告第51集 p.165-168
2014年「井原鑓溝遺跡出土人骨について」『三雲・井原遺跡Ⅸ』糸島市文化財調査報告書第13集 p.193-194
2016年「鶴口遺跡出土人骨について」『平成26年度四街道市内遺跡発掘調査報告書』 p.25-26
2017年「篠原東遺跡出土人骨について」『篠原東遺跡発掘調査報告書』糸島市文化財調査報告書 p.102-108
■ 翻訳
1996年『出土遺物の応急処置マニュアル』 柏書房(原書 First Aids for Finds カーディフ大学教授デビッド・ワトキンソン著)共訳
2008年『考古学のための古人骨調査マニュアル』(韓国語版 ウリ文化財研究所キム・スファンによる日本語から韓国語への翻訳、原書 谷畑・鈴木 2004『考古学のための古人骨調査マニュアル』学生社)
■ 主な論文
1993年「日本及び朝鮮半島出土の垂飾付耳飾について」『考古学研究』第40巻第1号 p.86-107(査読有)
1994年「日本出土細帯式冠について」『九州考古学』第69巻 p.58-66 (査読有)
1995年「続・埼玉県内出土の馬具-副葬品としての馬具分析の問題点-」『埼玉考古』第22巻 p.117-152(共著)(査読有)
1995年「中間飾を伴う垂飾付耳飾について—佐賀県龍王埼1号墳出土資料を中心として—」『九州考古学』第70巻 p.12-18(査読有)
2000年「人骨資料を用いた骨粗鬆症への基礎的研究-形態計測値とDXA法による骨密度測定について—」『人類学雑誌』第107巻 p.155-164(共著)(査読有) 
2000年「考古学における人類学的アプローチ-明治時代人骨に見られる古病理学的所見を中心として-」『大塚初重先生公寿記念論文集』 (東京堂出版) p.1140-1151
2000年「An Aspect of Early Modern and Modern Ages Seen from the Viewpoint of Paleopathology (英文による投稿)」『人類史研究』 Vol.11 p.65-77(査読有)
2002年「近世埋葬人骨を用いた骨考古学的研究-東京都港区天徳寺寺域第3遺跡及び島根県安来市大日堂遺跡出土例を中心として-」『人類史研究』Vol.13 p.115-126(査読有)
2006年「千葉県曲輪ノ内貝塚発見の縄文後期人骨」『考古学集刊』第2巻 pp.47−58(査読有)
2007年「骨病変から見た市川市出土の縄文時代人骨」『市川市縄文貝塚データブック』 pp.138−143
2008年「縄文時代人の疾病」『縄文時代の考古学』10巻 pp.82-90
2008年「縄文時代の貝塚から近世埋葬人骨を用いた骨考古学的研究出土する人骨の形質的特徴と古病理学的所見」『季刊考古学』第105号 pp.45-51
2008年「古病理学が考古学にもたらすものーその歴史と可能性を中心として-」『地域と文化の考古学Ⅱ』 pp.395−409
2009年「東京湾沿岸における縄文時代人骨にみられる古病理学的所見について」『東京湾巨大貝塚の時代と社会』雄山閣 pp.163-180
2010年「島根県古浦遺跡出土人骨に見られる「弥生的」様相について-古病理学的所見を中心として-」『考古学集刊』 第6号 p.22-28(査読有)
2010年「古人骨から見る縄文・弥生時代」『考古学ジャーナル10月臨時増刊号』 pp.1-3
2012年「古病理学的所見からみた縄文後期における埋葬の一様相—福岡県山鹿貝塚出土人骨を中心として—」『人類史と時間情報「過去」の形成過程と先史考古学』(明治大学人文科学研究所叢書 雄山閣) p.16-28(査読有)
2014年「骨病変からみた弥生人-農耕社会下における弥生人の骨病変について—」『季刊考古学』127号(雄山閣) p.61-63
2014年「骨病変から見る縄文社会の多様性」『季刊考古学別冊』21 p.170-174
2015年「北部九州の墓制を縄文人骨から探る—山鹿貝塚出土例を中心として-」『季刊考古学』130号(雄山閣) p.45-48
2015年「金鈴塚古墳における被葬者について—出土歯牙を中心として-」『金鈴塚古墳研究』第3号(木更津市郷土博物館金のすず) p.28-29(共著)
2016年「古墳に埋葬された被葬者に関する複合的研究の提示—人骨資料として出土する被葬者の考察を中心として」『駿台史学』第157号 p.69-86(査読有)
2017年「群馬県高崎市漆山古墳出土の歯牙及びそこから推定される被葬者と時期の検討」『埼玉考古』第52号(埼玉県考古学会)pp.68-78(共著)
■ 学会及び研究での発表(ポスター発表を含む)
「古墳時代馬具の数量化分析」『第3回計量考古学会』東京都・共立女子大学 1993年9月10日
「明治時代人骨における病的所見-脊椎に見られる所見を中心にして-」『第65回日本考古学協会総会』東京都・立正大学 1998年5月24日
「博物館資料としての人骨の骨密度測定について」『第15回日本文化財科学会大会』千葉県・千葉大学 1999年6月24日
「近世人骨にみられるストレス・マーカー」『第16回日本文化財科学会』奈良県・奈良大学 1999年6月11日
「江戸時代人骨にみられる古病理学的所見」『第66回日本考古学総会』群馬県・群馬大学 2000年6月13日
「明治時代人骨にみられる古病理学的所見について-眼窩上板にみられる病的所見を中心にして-」『第22回人類史研究会』鹿児島県・鹿児島大学 2001年10月25日
「東京都港区汐留遺跡出土右大腿骨にみられた古病理学的所見について」『第53回日本人類学会』東京都・都立大学 2001年11月3日
「江戸時代人骨にみられる古病理学的所見-東京都港区増上寺下屋敷跡狸穴遺跡出土人骨を中心として-」『第68回日本考古学協会総会』東京都・国士舘大学 2002年5月25日
「古病理学からみた近世・近代」『第101回日本医史学会』京都府・府立医科大学 2002年11月3日
「DISHの所見を持つ江戸時代女性人骨」『第54回日本人類学会』東京都・東京大学 2002年11月10日
「江戸時代人骨にみられる歯科疾患に関する考古学的考察」『日本考古学協会第69回総会』東京都・駒澤大学 2003年7月18日
「江戸時代における寺院埋葬遺構と出土人骨に関する研究報告」『第2回東アジア考古学会議』英国・ダラム大学(英語での口頭発表) 2003年11月15日
「近世人骨を用いた骨考古学的研究」『第24回人類史研究会』鹿児島県・鹿児島国際大学 2003年5月23日
「骨からみた日本の近世社会について」『第5回国際人類学会』東京都・都市センターホテル(英語での口頭発表) 2003年11月3日
「近世埋葬人骨に見られる骨関節症」『日本考古学協会第70回総会』東京都・都立大学 2004年5月27日
「出土人骨にみる疾病と階層性—英国レッドクロスウェイ遺跡出土例を中心としてー」『日本考古学協会第70回総会』(千葉県、千葉大学) 2004年5月22日
「古墳における葬送儀礼について」『日本考古学協会第71回総会』(東京都、国士舘大学) 2006年5月25日
「近世人骨にみられる骨梅毒の地域性」『日本考古学協会第72回総会』(東京都、学芸大学) 2007年5月26日
「縄文時代人骨にみられる骨関節症—茨城県中妻貝塚出土例を中心に-」『日本考古学協会第73回総会』(東京都、明治大学) 2008年5月27日
「縄文時代人骨に見られる骨関節症」『第49回アメリカ人類学会』(アメリカ、フィラデルフィア大学) 2009年3月25日
「弥生時代前期墓制に関する一考察」『日本考古学協会第74回総会』(東京都、早稲田大学) 2009年5月28日
「縄文時代後期社会を考える」『日本考古学協会第75回総会』(東京都、国士舘大学) 2010年5月26日
「弥生時代中期の様相を考察する-クリブラ・オルビタリアの所見を中心として-」『日本考古学協会第77回総会』東京都・国学院大学 2011年5月25日
「弥生時代中期社会を考える」『第63回日本人類学会』沖縄・沖縄県立博物館 2011年11月5日   
「古病理学的に見た弥生時代中期の様相」 第10回九州考古学会・嶺南考古学会合同考古学大会 2012年8月17日
「弥生時代中期における古病理学的所見について—土井ケ浜遺跡出土例を中心に—」『日本考古学協会第79回総会』東京都・立正大学 2013年5月26日
「弥生時代人骨に見られる古病理学的所見について-廣田遺跡出土例を中心として-」『日本考古学協会第80回総会』東京都・日本大学 2014年5月18日 
「古墳に埋葬された被葬者の検討—城山1号墳出土例を中心にー」『日本考古学協会第81回総会』東京都・帝京大学 2015年5月24日
「韓半島の殉葬埋葬による出土人骨における所見観察-池山洞44号墳出土例における古病理学的所見を中心に-」『日本考古学協会第82回総会』東京都・学芸大学 2016年5月29日
「千葉県市川市法皇塚古墳の被葬者の検討-出土人骨と遺物から-」『日本考古学協会第82回総会』東京都・学芸大学 2016年5月29日
「近世集団における骨関節症—先史時代との比較—」『英国近世考古学会』 英国・ハル大学(2017年4月1日)
■ 一般講演
「人骨資料と考古学」(朝日カルチャーセンター福岡)朝日カルチャーセンター 2004年2月11日 
「今、骨から何がわかるか」(明治大学アカデミーコモン)明治大学博物館 2005年12月10日
「骨から見た縄文時代」(船橋市きららホール)船橋市教育委員会 2006年1月28日
「発掘現場における人骨資料の取り扱い」(埼玉県埋蔵文化財事業団研修室)埼玉県埋蔵文化財事業団 2007年2月10日
「開館35周年記念企画展『市川市の縄文貝塚』研究発表会縄文人の身体と病気」(市川市立歴史博物館)市川市考古博物館 2007年3月16日
「骨病変から生活を考える-江戸市中とその他の町を比較して-」(船橋市飛ノ台博物館主催第4回講演会 海神公民館)船橋市教育委員会 2008年2月28日
「むか~しむかしを骨の病気から考える」(君津市立図書館内地域情報センター)君津市教育委員会 2008年11月8日
「骨病変から見る縄文・弥生時代」(縄文大学)飛ノ台史跡公園博物館 2010年10月20日
「骨病変からみた日本の歴史」(浅間縄文ミュージアム一般講座)佐久考古学会共賛 2010年11月6日
「骨病変からみた縄文・弥生」(市民講座)東京都教育委員会主催・東京都埋蔵文化財センター研修室 2012年12月20日
「O脚だったかもしれない縄文人」(市民講座)渋川市考古学講座・渋川市民ホール 2013年3月8日
「病気と縄文人〜縄文人の憂鬱〜」(市民講座)生田校舎・明治大学リバティアカデミー 2013年9月7日
「病気から見た縄文人」(市民講座)八戸市立博物館・講演会場 2014年8月23日
「骨から知ろう!私たちの体と健康」(市民講座)船橋市教育委員会主催・船橋市民ホール・きららホール 2014年10月18日
「今、骨から何がわかるか」(市民講座)君津市教育委員会主催・小櫃公民館講演会場 2014年9月7日
「骨病変から見る後晩期の様相」(市民講座)船橋市教育委員会主催・船橋市民ホール・きららホール 2015年11月10日
「骨から見た大昔のひとびと」(市民講座)相模原市教育委員会主催・旧石器ハテナ館講義室 2015年12月13日
「縄文時代の人骨について」(市民講座)日本歴史文化講座(ヒスカル) 2016年4月4日
「古墳時代の人骨について」(市民講座)日本歴史文化講座(ヒスカル) 2017年6月14日
■ 科学研究費
1998~2001年度(3年間)文部科学省科学研究費(特別研究員奨励費)「出土人骨の保存状態及び古病理学的研究」
2007~2009年度(3年間)文部科学省科学研究費(挑戦的萌芽研究)「日本考古学における古病理学的研究の定着と進展」
2010~2013年度(4年間)文部科学省科学研究費(基盤研究C)「古病理学的所見から考察する弥生時代の社会・生活様相について」
2010~2014年度(5年間)文部科学省科学研究費(基盤研究B)「考古学と人類学のコラボレーションによる縄文社会の総合的研究」(研究代表者:山田康弘)
2014年~2016年度(3年間)文部科学省科学研究費(基盤研究B)「愛知県保美貝塚出土資料による考古学・人類学のコラボレーションモデルの構築と展開」(研究代表者:山田康弘)
2014年~2017年度(4年間)文部科学省科学研究費(基盤研究C)「骨病変から考察する先史時代の社会・生活様相」
■ 短文・エッセイ等
2004年「古墳時代の垂飾付耳飾」『特別展図録 秘められた黄金の世紀展』福岡市博物館 pp.90-94
2007年7月~2008年9月「学術エッセイ いにしえの文物と人骨に魅せられて」『月刊 監査研究』 財団法人 日本監査学会 
2008年「三反田蜆塚出土人骨について」『ひたちなか市文化財だより』No.121 財団法人 ひたちなか市文化・スポーツ振興公社 p.4
2008年「人骨と考古学と私の微妙な関係」『本郷』 第73号 pp.42−44
2017年「縄文人の骨」「ユリイカ』2017年4月臨時増刊号 総特集=縄文 JOMON(青土社)p121-134
■ マスコミ取材
「骨が語るもの」『フジテレビ社内報』2004年11月号(大野浩子記者)
「縄文の日本人もO脚だった?」『朝日新聞夕刊』2006年6月9日(新谷祐一記者)

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