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黒耀石研究センター

長野県岡谷市、辰野町、塩尻市、茅野市で縄文草創期~早期の資料調査を行いました

2016年09月13日
明治大学 研究・知財戦略機構

平出博物館での向陽台遺跡出土資料の検討の様子平出博物館での向陽台遺跡出土資料の検討の様子

 阿部センター長、藤山センター員、中村客員教授、橋詰特任講師、会田客員研究員、さらに明治大学の学部生が参加して、9月7日~9日にかけ長野県岡谷市、辰野町、塩尻市、茅野市で縄文時代草創期から早期にかけての資料調査を実施しました。
 これは、センターが本年度より進めている、完新世の初頭である約9,000年前を中心に、東京湾沿岸地域とセンターの所在する中部高地とを比較検討する研究プロジェクトの一環として行われたものです。本年度は、比較のための方法や視点、良好な資料を抽出するための予備調査の段階として位置づけていますが、今回の調査の中で既にいくつかの成果も上がっており、今後の展開が多いに期待できる結果となりました。また,実際の資料を前に議論や様々な意見交換が行われ、非常に楽しく、かつ有意義な時間を過ごすことができました。今回の調査に多大なご支援をいただいた、岡谷市教育委員会、辰野町教育委員会、塩尻市平出博物館、茅野市縄文考古館のご協力を得ながら今後も調査を継続する予定です。