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シニア院生からのメッセージ

廣瀬 秀徳さん <商業系列・2015年度入学>

【シニア入試を検討されている皆さんへのメッセージ】



 

 シニア院生の先輩諸氏からも院生の一年目は余裕の時間が無くて大変だと言われました。一年目は履修科目が多いこともありますが、講義をただ聴くだけの授業はありません。大学院生は研究者であるという自覚が必要で、自らの研究テーマにチャレンジしていく姿勢が大切だと思います。それに早く気づくことだと思います。

Q1.以前はどのようなお仕事に従事されていましたか。

 大手量販店(GMS)企業に約30年、コンビニエンスストア企業に3年在籍し、中堅の倉庫会社に転職しました。業務は物流、経営企画、総務、子会社社長、や、仕入部門や販売部門の担当役員などを歴任し、転職した倉庫会社では社長業を勤めました。2012年に退任しました。

Q2.シニア入試を受験したきっかけは何でしたか。

 2012年3月に現役を退任し、4月には立教セカンドステージ大学に入学し、大学生活をエンジョイしつつ、ゼミでは自分史的な論文を書くことも体験し、その時の研究テーマを継続して書いてみたいと思って、そのような機会がありそうな場を探してみました。そして明治大学院にシニア入試のコースがあることが分かり、受験しました。

Q3.受験にあたって,どのような準備をしましたか。また、準備にあたって苦労した点はありますか。

 志望動機の文書を書くため、自分の研究テーマの関連する書籍を読み直したりするぐらいで、あまり、そのための準備はしませんでした。面接時の前に課題の書籍を読んでの感想文の提出があったのですが、その指定された書籍がすでに廃刊になっていて、国会図書館で、一日夢中で読んだことが1つの思い出になりました。後日にその書籍を手に入れることができました。

Q4.現在の研究テーマをお教えください。

 まだ確定はしていないのですが「流通革命論と大手量販チェーンストアにおける、商流、情報、物流システムの革新と変容」という研究テーマにしています。まだ最終的な結論はでていません。1960年代からの流通革新についてGMS業界を中心に論じてみたいと思っています。

Q5.授業の様子を具体的にお教えください。

 授業は大学とは違って、講義をただ聴くだけの授業はありません。各科目ともに少人数での授業なので、常に自らの意見を持って、授業に参加しなければならないし、予習や発表するレジメの作成にも時間を取られます。指導教授や授業担当教授とは常に一対一の授業であるとの認識でいたほうが良いと思います。

Q6.入学された後、授業を受けるにあたり、新たに取得につとめたスキルや資格などはありますか。

 大学院の新入生には入学後オリエンテーションがあり、そこでいろいろと指導をしてもらえます。例えば図書館の使い方、パソコンの研修や論文作成上守らなければならないことなどです。やはり大切なのは図書館の使い方で、図書を検索し、自分の研究に役立てるかが重要だと思います。
 また、論文作成だけでなく、授業のレポート、レジメを書くのにPCの技術が必要です。それも明治大学の情報基盤本部のサポートデスクでワード、エクセル、パワーポイント等の研修、フォローをしてくれますので、安心です。そのような研修に、同期の皆さんと参加して、基礎的なことを学び、それを応用しています。困ったときにも相談にのっていただけます。そのようなスキルアップができました。

Q7.入学されてから大変だと感じた点は何ですか。

 授業は、指定された教科書の輪読が多く、そのレジメ作成に時間が取られます。会社の会議のレジメ作りとはまったく違いますので、それになれるまで、多少抵抗がありました。授業も少人数ですので、輪読の順番が毎日のように回ってきます。授業に出るだけでなく、その準備のための時間が必要です。

Q8.シニア院生の方や一般の院生の方々とはどれくらいの頻度で交流をされていますか。

 同期のシニア院生の方たちとは、頻繁にお会いしており、飲み会も多く、楽しんでいます。入学年度の違うシニア院生の方たちとの交流も頻繁に行われています。私たちの同期生4人は夏季休暇中に3泊4日の研修を兼ねた函館旅行を楽しみました。一般の院生の方たちとは授業でお会いし、議論をするときに、多少アドバイス的にお話をすることがあります。

明治大学大学院