情報コミュニケーション研究科

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研究科長あいさつ

情報コミュニケーション研究科長  博士(文学) 須田 努 SUDA Tsutomu



情報コミュニケーション研究科の特徴 
  キーワード:自由  横断的 
2018年、明治大学大学院情報コミュニケーション研究科は、創立10周年を迎えます。これに合わせカリキュラムを改訂し、「情報・社会系」「メディア・文化系」「人間・コミュニケーション系」という、3つのカテゴリーを設定しました。ただし、これはあくまでも形式的な分類に過ぎません。教員も院生も、カテゴリーを超えて自由に研究に向き合うことができます。
本研究科は、高度情報社会で発生する諸問題と、そこで生きるわたしたちの営みを「情報コミュニケーション」の観点から、複数の専門領域を繋ぎ横断的にとらえる力を身につけることを目的にしています。創立時からその方向性は変わっていません。

情報コミュニケーション研究科の研究
  キーワード:学際的 国際的
本研究科では、複数の教員による学際的な共同研究プロジェクトを組織し、院生を参加させています。現在稼働しているものは以下の4つですが、教員の研究成果と連動させつつ、毎年改変・増加していく予定です。
「アジア太平洋・パフォーミングアーツ・比較研究」
「変則的体験の心理学・変性意識状態の人類学」
「科学・社会・コミュニケーション」
「家族・仕事・トランスナショナル・コミュニケーション・移民政策」
「ジェンダー・カルチャー・コミュニケーション」
たとえば、波照間永子准教授(琉球・沖縄舞踏専門)がリーダーとなって進めている「アジア太平洋・パフォーミングアーツ・比較研究」というプロジェクトは、2014年、韓国・成均館大学校大学院芸術学研究科との交流協定締結を契機に立ち上がりました。このプロジェクトは、東アジア(日本・韓国)を対象とした芸能・舞踊の比較研究という、国際的な視野を有する共同研究として、双方の院生の研究発表を中核としたシンポジウムを毎年実行しています。
このように、院生は教員の専門研究に依拠した学際的・国際的な研究プロジェクトに参加することで、国際舞台での研究報告を経験することができます。そして、この経験が、個人で国際学会に参加し報告する、という成果に結びついているのです。
また、本研究科所属の教員は、異文化理解・多文化共生・LGBTといったことを意識した研究成果を出し、情報コミュニケーション学部に設置されているジェンダーセンターの運営も担っています。院生は、ジェンダーセンターの研究プロジェクトやシンポジウムに参加することも可能です。
もちろん、このような研究科内の共同研究だけではなく、各教員はそれぞれ専門分野に応じた研究成果を出しています。各教員の専門については、H.P(http://www.meiji.ac.jp/dai_in/infocom/professor/01/index.html)で、ご確認下さい。
 
情報コミュニケーション研究科の教育
  キーワード:「修士論文中間発表会」「博士論文事前報告会」
本研究科では、博士前期・後期課程ともに、現代社会の諸問題を解決するために学際性を意識した高度な専門教育がおこなわれています。以下は、近年、提出された修士論文のタイトルの一部です。これらは、社会科学・人文科学・自然科学という19世紀型の固定的なデシプリンでは解き明かせない問題といえます。
「女とは誰か?現代中国におけるジェンダー表象に関する研究」
「インターネットメディアにおける情動の研究」
この様な学際的研究を可能にするために、博士前期課程1年次では、先行研究の理解、専門書の読解、資料・データーの収集解析といった研究の基礎能力獲得のための指導を徹底的に行い、2年次では質の高い修士論文を完成させるため、「修士論文中間発表会」を実施、そこでの発表を義務としています。この発表会には本研究科の指導教員全員が出席し、専門領域と指導教員の枠を超えて、踏み込んだアドバイスを行っています。
博士後期課程は、より高度な学際性を実践する場となっており、理系・文系を問わず複数の専門分野に立脚しつつ、独創的な研究を継続できる研究者を養成することを企図しています。博士論文執筆予定者は、主査・副査の教員はもちろん、外部から招聘した研究者や、本研究科博士後期担当教員全員を集めた「博士論文事前報告会」において、博士論文の概要を発表する必要があります。ここでは、学際性・国際性を意識した踏み込んだ討論が行われています。
また、院生には、指導教員とのゼミに閉じこもるのではなく、「学際研究」という専門領域を超えた研究報告・議論の場を保証しています。
さらに、最先端の世界レベルでの研究成果に触れる機会として「特別講義」「研究科フォーラム」を毎年企画しています。近年の「特別講義」では 
★ジェームス・W.ディアリング氏(ミシガン州立大学コミュニケーション学部 専任教授・学部長)
「History and Nature of the Field of Communication」
★ミヒャエル・キンスキー氏(ゲーテ大学フランクフルト・アム・マイン日本学部教授) 
「思想家としての海保青稜—ネットワーク分析からの接近」
★三浦隆司氏(アリゾナ大学東アジア学部助教授)
「米国における日本研究」
といった講義と討論が実施されました。
そして、近年の「研究科フォーラム」では
★エレナ・エスポジト氏(モデナ・レッジョ・エミリア大学准教授)
「社会学と〈メディア〉 —情報社会時代における社会システム論の可能性—」
★ヴォルグガング・ザイフェルト氏(ハイデルベルグ大学名誉教授)
「ヨーロッパにおける丸山真男研究の状況」
という講演が実施されました。
「特別講義」「研究科フォーラム」ともに、院生にとって刺激となったことはいうまでもありません。これらのフォーローアップもあり、10年間で、4名の「情報コミュニケーション学博士」を輩出することができました。彼ら・彼女らの博士論文は、以下のタイトルにあるように、現代社会のかかえる複雑な現象を理解し、それにどう立ち向かうか、という問題提起にもなっています。
 「ゲーム状況における協力行動に関する研究」
 「報道の自由と肖像権の保護に関する考察」
博士論文とは一人歩きを可能とする研究者のスタートとしての意味を持ったものといえます。それは、体系的な学問であると同時に独創的である必要があります。本研究科の強みは、指導教員を中心としつつも、さまざまな専門分野の研究者(教員)が、博士後期課程の院生に助言を与えることを可能としていることにあります。

おわりに
 学際性・国際性をもち、異文化理解・交流を心がける情報コミュニケーション研究科は、つねにオープンです。「特別講義」「研究科フォーラム」はもちろん、「修士論文中間報告会」「博士論文事前報告会」にも自由に参加することができます。ぜひ、本研究科に“触れてみて”下さい。

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