情報コミュニケーション研究科

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情報コミュニケーション研究科とは?(インタビュー)

既存の学問枠組みを越え、情報社会における新たな「教養」を創造

大黒岳彦 情報コミュニケーション研究科 広報担当

情報社会を丸ごととらえる新たな知の枠組み

20世紀の終わりに、私たちは「情報社会」へと移り住むことを選択しました。その結果として今、情報の形、コミュニケーションの方法はもちろん、ビジネスも日常生活も、さらにはモラルを含むものの考え方までもが一変しつつあります。
このような「情報社会」で生じる新たな問題の数々を、的確に把握し、分析し、解決策を探るためには、その役割を担う学問もまた、自らの姿を大きく変えなければならない…。そうした考えのもと、明治大学が新たな「知の枠組み」として構想し、提案したのが「情報コミュニケーション学」です。
同名学部の創設から4年、この斬新かつ挑戦的な学問領域は、広く存在意義を認められるに至りました。
そして来年度、その内容をさらに具体化していく場として、大学院「情報コミュニケーション研究科(仮称)」を新設します。 

真の「学際」を実現する空間に

情報コミュニケーション学は、その響きから、ITに関わる技術、あるいは語学を中心としたコミュニケーション技術を研究するものととらえられがちですが、それは全く違います。
私たちは、例えばメディアの問題、環境の問題、生命倫理の問題、時には超心理のような他であまり扱われない問題に至るまで、現代におけるありとあらゆる現象を研究対象としてとらえ、それらを「情報コミュニケーション」という切り口で分析・整理し、そのあるべき姿を模索していきます。むろんそのためには、人文科学、社会科学、自然科学のさまざまな知識や手法を動員することになるでしょう。その意味では、情報コミュニケーション学には、従来の学問のような定まった範囲や形があるわけではありません。
私たちが考えているのは、一般にいわれる「学問の垣根を越えた」学際性とは少し異なります。私たちは、そもそも学問に垣根など想定していないのです。
私たちは「○○学」の名で蓄積されてきた過去の学問的遺産を尊重したいと思っています。その上でそうした遺産を最大限に活かすような、諸学が境目なく協働し合うような「学際空間」を創出したいと考えています。研究者はそこで、自分の専門領域をベースにしつつ、あらゆる知見をリソース(資源)として自由に使って、自らの研究を組み立てていくことになります。 

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こうした「学際」の考え方を象徴するのが、私たちが「プロジェクト」と呼ぶ比較的短期間の研究プログラムです。これは、一つのテーマについて、学内外から各分野の第一線で活躍する研究者を集めての共同研究の形をとりますが、それぞれの「プロジェクト」は、学際空間の中で、あたかもアメーバのように刻々と形を変えながら、その研究対象を捕食し、消化していくことになるはずです。
このような研究のあり方は一見新しいようですが、実は本来の学問の姿ではないでしょうか。学生は、『プロジェクト』に身をおくことで、各分野の最先端で活躍する第一人者たちの議論をその場で「体感」することによって学問の真の楽しみを知り、自分の将来の研究につながる刺激を受けることになるのではないかと考えています。
先ほど述べたような学際性は、過去の学問的蓄積をきちんと踏まえることなしに、獲得することはできません。したがって本研究科では、まず学生に、「社会」「人間」「文化」「自然」のいずれかの領域に拠点をおき、自分の核となる知識や研究手法を身につけてもらいます。その上で、それぞれが最も興味のある、面白いと思うテーマについて、ほかの領域の「資源」も好きなだけ使いながら、自由に、しかしアカデミックに研究してほしいと私たちは考えています。その結果、各人の中に、真の学際性が実現することになるのです。
こうした研究において、実社会での経験は大いにプラスになると考えられます。問題意識と知的好奇心に満ちた社会人の皆さんにも、学びなおしの場として、ぜひ本研究科を選んでいただきたい。 

情報社会を生きるための新しい「教養」

本研究科が目指すのは、情報社会における一種の「教養教育」と言えるかもしれません。「教養」とは、人生において道に迷わないための地図のようなもの。当然、住む社会、時代ごとにそれぞれのバージョンがなければなりません。情報コミュニケーション学の使命の一つは、こうした地図の情報社会版、すなわち現代の「教養」を創りだすこと、私たちはそう考えています。
本研究科で身につけた新しい「教養」は、どのような職業、分野でも力を発揮するもの、いやむしろ、社会のあらゆる場で今後強く求められるものであることは間違いありません。ここを巣立つ方たちの活躍が、今から楽しみです。 

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