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教育の質保証専門部会

 大学の国際化がもとめられる今日,各大学においては,国際的通用性の向上および国際競争力の強化が喫緊の課題となっている。このような社会的背景の中で,本学においても,教育の質保証は大きな課題となっている。

大学評価制度に関して,大学設置基準では,自己点検・評価,およびその結果の公表を義務づけており,その第三者評価を強く求めている。また,大学は,公共機関としての社会的義務を負っていることから,大学自らが教育内容を点検・評価し,さらにその第三者機関による評価結果を社会に公表するという社会を意識したプロセスが求められている。

教育の自己点検評価では,教育目標の設定(Plan),目標達成に向けた実践(Do), 目標が達成されたかどうかの評価(Check),その評価結果を踏まえた改善(Action)といったPDCAサイクルを回すことが求められる。その第一段階として,大学全体の教育理念・方針の設定,および学部・学科・研究科の教育目標(カリキュラム・ポリシーおよびディプロマ・ポリシー)の設定が必要となる。次の段階として,設定された目標を達成するために具体的に何をするのか,また一定期間後,目標達成度をどのような指標で測定するのかを検討しなければならない。

本学では,上記のような教育の質保証に関しては,すでに全学的に実施している自己点検評価の中に含めて検討してきたが,教育面での自己点検評価の一層の充実を図るために,2010年5月に,教育開発・支援センターに教育の質保証専門部会を立ち上げることにした。