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創立者出身地への学生派遣プログラムについて

2014年11月19日
明治大学 WEB学長室だより


副学長(社会連携担当) 藤江 昌嗣


 本学が掲げる教育、研究に並ぶ3つ目の柱である社会連携を積極的に推進する組織が設立4年目を迎えた社会連携機構です。明治法律学校の設立者である岸本辰雄(出身地鳥取県)、宮城浩蔵(同山形県天童市)、矢代操(同福井県鯖江市)の出身地域とは、それぞれ連携協力に関する協定を締結し、多様な連携事業を推進しています。そのひとつが、創立者出身地への学生派遣プログラムです。「地域に生きる人達との連携」であり、創立者への恩返しでもあります。

 2011 年に実施した鳥取県鹿野町での留学生対象の「日本体験プログラム-日本の原風景や伝統文化を体験させ、都会ではなかなか触れることのできない日本の魅力を知ってもらうプログラム-」は好評を博し、翌2012年度から、創立者出身地の自治体の抱える課題に対し、学生と地域に生きる人々との交流・連携を通じた「地域活性化への提言」を行う「創立者出身地への学生派遣プログラム」を開始しました。さらに2013年度には、参加学生の提案を受け、新たに「ファシリテーション研修」「1泊2日での現地事前調査」「全地域合同での成果報告会」、プログラム総括のための「熟議フォーラム」などの要素を盛り込み、学生のアイデアを活かしたより充実したプログラム内容を展開してきています。

 2013年度学長賞(最優秀賞)に選ばれた天童派遣学生の提案「あなたの第2のふるさとに天童が立候補します」は、その寄付件数の伸び悩みなど、運用方法が課題となっていた天童市の寄付制度「ふるさと応援寄付てんどう」に注目し、寄付者の拡大を目的とした「ふるさと納税」政策を提案したものです。これを採用した天童市は、寄付者に対し地元特産品や観光優待券を贈呈するなど、市外の“天童ファン”を増やす施策を複数企画した結果、天童市の「ふるさと応援寄付」として採択され、2014年度に入りその寄付件数、寄付額の大幅な増加(1億円超)に貢献しました。

 ホームカミングデ-に開催された報告会では、2014年度の学長賞に天童の派遣学生による「中心市街地を活用した子どもの大人体験「童商店街(ワテラン)」が選ばれました。その他の賞も含め、今後の地域での展開が愉しみです。またこうした取組みは、国際社会連携における異文化理解を目的とした留学生や日本人学生の地域派遣プログラムの基礎を構築するものとも言えます。

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