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学長室

第10回国連グローバル・コンパクト日中韓ラウンドテーブルへ学生を派遣しました

2018年09月25日
明治大学 教学企画事務室

「日中韓ラウンドテーブル」開催時の様子「日中韓ラウンドテーブル」開催時の様子

参加学生 平田さん(本人1番左)参加学生 平田さん(本人1番左)

参加学生 常見さん(本人左)参加学生 常見さん(本人左)

持続可能な開発における包括的成長に向けたビジネスの自発的取組みである国連グローバル・コンパクトでは、日中韓ローカルネットワークが連携し、2009年より毎年「日中韓ラウンドテーブル」を開催しています。

このたび、第10回「日中韓ラウンドテーブル」へ明治大学から学生2名を派遣しましたので、以下に参加報告を掲載します。
第 10 回となる2018年は、[SDGs for Business ; Challenges or Opportunities?] をテーマに、韓国ソウルにて開催されました。

【商学部商学科4年 平田未有優さん】。
2018年8月30日〜9月1日にソウルで開催された、『第10回国連グローバル・コンパクト日中韓ラウンド・テーブル』に参加しました。以下、活動報告とさせて頂きます。
参加動機としては、来年度から報道記者として働くのですが、その上で今後更なる注目を集めるであろうSDGsの取り組み・東アジア地域の社会創生について学びたいと考えたからです。また、東アジア地域3カ国からの参加者各々が独自の経験や目標、互いの国の現状を伝え合うことでSDGsに対する知識を深め、より良い世界の創生を目指していくというプログラム内容に魅力を感じました。
実際に、3日間のプログラムを通して、SDGsとビジネスの関係について学ぶことができました。SDGsが社会やビジネスにもたらす利益はどのようなものか、そして政府や企業がSGDsを広めるためにどのような役割を果たすべきなのか、などを企業の方によるプレゼンテーションや参加者との話し合いを通じて理解を深めていきました。
また、私は2年前、フランスでの長期留学で異国の学生との議論に苦戦した経験から、今回のプログラムでも多少不安がありました。しかし、同じ地域出身ということから、話の観点や波長を容易に汲み取ることができ、すぐに親睦を深めることができました。このことからも、東アジア地域の結束を強めていき、より良い社会づくりに貢献することは重要であると考えました。

【政治経済学部政治学科2年 常見達也さん】。
本プログラムでは、日本、韓国、中国の専攻の問わないトップレベルの学生たちが集まり、国連の提唱するSDGsとビジネスの関係について議論及び発表をしました。
開催地であるソウル入りをするまでに、各国の代表がSNSなどを通じて議論をし、日本の企業や機関がSDGsの達成に向けて行なっているCSR活動などについてまとめたビデオを作成しました。また、3カ国の学生がGovernment, Business, Academicの3つのチームに別れてプレゼンテーションを行いました。それぞれ背景や価値観が異なる人々と共に短期間で一つのものを作ることは大変難しく、プレゼンテーション作りの際には夜中まで会議室にて議論を交わし、終着点をみつけるために努力をしました。
参加していた学生は皆非常に優秀であり、私自身が自国を代表して発言をすることの責任の重さや、韓国と中国から見た日本像などについて多くのことを学ぶことができました。
また、本プログラムを通じて私はグループワークの難しさだけでなく、他分野における自身の自己成長の必要性を強く感じました。将来は、より多くの日本の学生たちがSDGsに関してより多くのことを知り、議論や発信のできる環境づくりができたらと考えています。


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