卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。皆さんは、今日この時から「明治大学校友会」の一員となります。校友という名称は、本学が初めて使ったと言われていますが、学生時代に校友会のことを考えたことがある人は少ないかと思います。しかしながら、校友会は大学と卒業生をつなげるハブとなる機関であるのはもちろんのこと、母校・明治大学を支える重要なステークホルダーであります。校友会の存在なくして明治大学を語ることはできません。校友の活躍がこれからの明治大学を彩るのです。卒業をしても明治大学の一員なのです。皆さんを含め54万人を超える卒業生が、紫紺の縁で結ばれています。現在270を超える支部が日本のみならず、世界の主要都市にあります。
先日フィリピンにおいて、マニラ紫紺会の方々とお会いする機会がありました。世代と地理的制約を越えたネットワークが、偏狭な個人主義への潮流が見られる現代社会の中でもしっかりと根付いていることを目の当たりにするとともに、明治大学を礎とした活力を強く感じました。この紫紺の縁がきっと皆さんを助けてくれるでしょう。世界の至るところに明治大学というキャンプがあるのです。躊躇うことなく世界に飛び出してください。
次代を担う皆さんの活躍を期待しています。そして校友会でまたお会いしましょう。