このたび、『大学史紀要』第13号(2009年3月刊・頒価800円)を刊行しました。今回の特集テーマは、「山崎今朝弥・布施辰治研究」です。
当センターでは2006年度から、山崎今朝弥,布施辰治,平出修らを対象とする「明治大学人権派弁護士研究会」を組織し、共同研究を進めてきました。今号は,前号に続く特集の第2弾となります。
当センターでは2006年度から、山崎今朝弥,布施辰治,平出修らを対象とする「明治大学人権派弁護士研究会」を組織し、共同研究を進めてきました。今号は,前号に続く特集の第2弾となります。
目 次
(論 文)
【特集 山崎今朝弥・布施辰治研究】
山泉 進 山崎今朝弥の修学時代
飯澤 文夫 山崎今朝弥と郷土
飯澤 文夫 山崎今朝弥年譜(稿)
村上 一博 小作権の本質をめぐる布施辰治の法廷弁論
中村 正也 借家人同盟の演説ビラにみる関東大震災後の布施辰治の活動
阿部 裕樹 布施辰治における小作争議戦術と「本人主義」
—入間郡福岡村火工廠設置反対運動を通じて—
長沼 秀明 人権派弁護士たち在学当時の明治法律学校
—法体制確立期の危機が育んだ「駿台学」—
【自由論題】
鈴木 秀幸 地域と高等教育から見た明治中後期中等教育
—埼玉英和学校を中心に—
【大学史ノート】
村上 一博 草創期明治法律学校出身の代言人《武部其文》の回顧録