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国際関係法コース ドイツ法

担当教員が語る授業のポイントと受験生へのメッセージ

ドイツ法 メンクハウス,ハインリッヒ ヨハネス准教授



 ドイツ法と日本には共通点が多く存在します。両国は経済大国ですが少子高齢化が進行しており、資源が乏しいため教育が重要です。また、経済は主に工業とサービス業を中心に発展してきているので環境問題を避けて通れません。このような共通点と並んで重要な点は、日独間の法律交流が明治時代からの長い歴史をもっているということです。また、ドイツはヨーロッパ経済共同体(EEC)発足当初からの加盟国であり、今現在のヨーロッパ連合(EU)へと発展した組織の中で大きな役割を担っています。EUは、ある程度固有の立法権を持ち、それぞれの加盟国の法制度に深い影響を与えていますが、その影響はEU法の総則の研究だけではなかなか理解できません。以上の理由から、大陸法国の一つであると同時に、最初からの加盟国であり、経済的な面においてもEU内で重要な役割を担っているドイツの法律を学ぶメリットがあるといえます。