「私は人間である。人間に関わることなら何でも自分に無縁であるとは思わない」“Homo sum, humani nil a me alienum puto” これは古代ローマの劇作家・テレンティウスの言葉ですが、「教養」の本質を言いあてていると思います。昔の演劇や芸能は、一見すると今の私たちと無縁のようですが、研究してみると、社会と個人の葛藤とか、「人間」の本質をえぐる問題を提起した作品が多く、私たちが「今」を生きるうえでも示唆に富んでいます。みなさんもぜひ大学院で、学問の面白を満喫してください。