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ハネ ジロウ HANE Jiro
職格 教授
学位 博士(学術)
最終学歴 一橋大学大学院
研究業績等 教員データベース
専攻分野(研究分野) 中国近現代史、現代中国論
大学院研究指導担当 博士前期  ○    博士後期  ○

研究テーマ

「中国」概念の史的研究、中国現代史、清末台湾史(特に1874年台湾出兵(牡丹社事件))、現代中国論

主な大学院担当科目

平和構築研究演習/平和構築研究特論Ⅲ

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受験生・学生へのメッセージ

好むと好まざるとに関わらず、何々主義、民主化、人権抑圧などの政治やイデオロギーの観点からのみ中国を見ても、「経済大国中国」が所与の条件である若い世代には響かなくなっております。その克服のためには、政治史と革命史の枠組みのみに中国を閉じ込めようとせず、より長い歴史的スパンにおけるヒト・モノ・カネ・情報の流れから中国の動態に迫る必要があるのではないでしょうか。現代史と近代史(そして前近代史)を往復し、大陸(本土)と香港・マカオ・台湾等を往復し、狭義の学問と広義の実践を往復するような発想ができるゼミにしていきたいものです。
なお、2023年度は博士前期課程(いわゆる修士課程)に5名、博士後期課程に3名が在籍しております(いわゆる「日本人」6名、留学生2名)。私のゼミに入室される場合、修了後の進路がいかなるものであろうと、修士論文は博士後期課程進学が可能な水準のものでない限り合格とはいたしません。真摯に修士論文執筆に取り組む院生には充実した研究生活になりますし、そうでない院生は本ゼミを選択したことを後悔することになる、ということを申し上げておきます。また、テーマ決めや日本語力の問題は自分で解決すべきことです。学問的課題を抱えないまま大学院に進学しても、合格に足る修士論文を完成させることは困難を極めます。博士前期課程の唯一かつ最終的な目標は「修士論文の完成」にあると本ゼミでは当たり前のように認識しておりますので、それ以外の活動や(場合によっては)娯楽に時間を割きたい場合は、本ゼミはそれに応えられません。
国籍も性別も出身大学も問いません。知的野心に燃える反骨精神旺盛な若者が集うことを心より願っております。

主な著書・論文

「The tyranny of magicalized science and its collapse by the masses: fear and modernity in the Japanese mask norm」(Cultural Studies・Routledge・2023年)、『物的中国論:歴史と物質から見る「大国」』(単著・青土社・2020年)、〈东亚之外的中国:关于认同政治的若干问题〉(区域2016年第2輯・清華大学出版社)、「啓蒙思想期以降のヨーロッパにおける南台湾記述と「南東台湾」の発見について」(日本台湾学会報12・2010年)

明治大学大学院