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問題分析ゼミナール(3年生)紹介[波照間 永子]

明治大学情報コミュニケーション学部 分析ゼミナール(3年生)紹介
波照間 永子 准教授
(主要担当科目)身体表現論

≪学生へのメッセージ≫

 スマートフォンやSNSの普及による情報化が人々の生活をより便利で豊かなものにする一方で、人と人が直接相対する機会が希薄になりつつあります。本ゼミでは、教育、医療、町づくり、国際交流など様々な領域でコミュニケーションのきっかけを提供する「アート(芸術)」に着目。現代社会におけるその意義や課題を研究し、「アートを通して人と人をを繋げるプロジェクト」“Art-Live-Rally”を創造します。プロジェクトの実際は、ゼミ生作の映像をご覧ください。
■研究テーマ
 芸術コミュニケーション研究 ~社会におけるアートの役割・問題を検討する~
■研究内容
 コミュニケーション不足による人間関係の希薄化が重要な課題といわれる今日,「芸術(アート)によるコミュニケーション」の意義がますます高まっています。そのようななかで,企業・自治体・学校・病院・NPO・アーティストらがコラボレートし,多様な企画が実施されています。「人を育み,人と人を結び,そして町をつくる」といったアートのもつ力が,今,脚光を浴びています。
 本ゼミでは,アートがさまざまな場面で(①教育[人材育成],②医療[セラピー],③町づくり,④国際交流),どのように機能しているかを検討します。具体的には,現場で活躍している方をお招きして自身の体験を語ってもらい,ともに議論するだけでなく,積極的に現場を訪れ,現代社会におけるアートの役割と課題を見出し解決策を提案してもらいます。
 このようなフィールドワークで学んだノウハウをもとに,最終的にはゼミでチームを組んで,一つのアートプログラムを企画制作します。企画立案・広報・会場設営・本番実施といった一連の経験を通して,企業や地域の方々,アーティストなど,さまざまな領域の方とかかわる方法を学びます。表現者としてかかわる者,表現をより効果的に行うためのスタッフとしてかかわる者など,自身の強みをいかして,アートプログラムをともに創っていきましょう。
 4年次では,3年次で学んだことを踏まえ卒業研究を行います。卒業研究は,論文形式(卒業論文)と,作品形式(卒業制作)の両方,もしくはいずれかに取り組みます。
 
その他(学生へのアドバイス)
 「芸術(アート)」には様々なジャンルがありますが,本ゼミでは身体を主たる表現メディアとする上演芸術(舞踊・音楽など)を研究対象とします。また,創造・表現活動を通した地域交流や国際交流等の企画制作に関心のある者を求めます。詳細は教員個別ガイダンスにて説明しますので,入室希望者は必ず出席してください。