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問題分析ゼミナール(3年生)紹介[坂本 祐太]

明治大学情報コミュニケーション学部 分析ゼミナール(3年生)紹介
坂本 祐太 専任講師
(主要担当科目)言語学/談話コミュニケーション

≪学生へのメッセージ≫

 「ことば」は様々な学問と繋がります。2年間のゼミナール活動を通して、「ことば」についてだけでなく、学問一般に対して幅広い視野を持ちながらゼミナール活動を行っていただくことを期待しています。
■研究テーマ
「ことば」に関する研究:身近な不思議を発見・分析・解決する
■研究内容

 本ゼミナールでは、我々にとって身近な存在である「ことば」を扱います。我々は日頃意識することなく「ことば」を上手く使いこなして他者とコミュニケーションを円滑にとっていますが、その背景には様々な不思議が潜んでいます。例えば(ほんの一部ではありますが)『どうして「カビゴン」は「カピコン」より強くて重そうに聞こえるのか』『どうして子どもは短期間の間に誰から教わることもなく自然に母語を獲得できるのか』『どうして日本語と英語に共通する文法規則があるのか』『どうして我々は嘘をついてまで謙遜するのか』などが挙げられます。多くの皆さんが「自分はことば(日本語)を知っている」と感じているかと思いますが、実は皆さんが持っている「ことば」の知識の多くは、無意識の知識(説明が難しい知識)です。
 ゼミナールの中では、まずグループワークや教科書の輪読を通して「ことば」の様々な側面について見識を深め、「ことば」を分析する手法を身につけていただきます。そして自ら「ことば」の不思議を発見し、その不思議を解決することが最終的な目標となります。
 

学生へのアドバイス
 「会話・SNS・漫画・ドラマ」など身近なものから「文法」のような抽象的なものまで、様々なものが「ことば」の研究の対象になります。どこに卒業研究のネタが落ちているか分かりません。皆さん1人1人が「これだ」と思えるネタにたどり着けるようにサポートします。