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情報コミュニケーション学とは?

TOPICS:細野はるみ教授 × 森達也特任教授 特別対談

情報コミュニケーション学とは?

情報コミュニケーション学部の理念と命名の由来

森達也特任教授 森達也特任教授          TVディレクター、映画監督、作家と幅広い活動を展開。担当は「ジャーナリズム論」等。

 細野先生に一番最初にお聞きしたかったのは、情報コミュニケーション学部。情報学部とか、そういった名称は普通にあるんだけども、情報コミュニケーション。ある意味当たり前といえば当たり前。あえてコミュニケーションという言葉に情報をつけた理由は何かあるのでしょうか?

細野 新しい学部として2004年にスタートした時に、今までにない学部ということで、現在は情報の時代であるだろう。それだけではなく、新しい時代のもう一つのキーワード「コミュニケーション」。情報というのはただ機械的な操作というので情報というのが発達したことではなく、それは人間関係、人間の社会のありかたに非常に関わっているので、情報を人間がコミュニケーションという場面でどのように使っていくか。色々と新しい時代の問題をトピックという形で取り上げて、色んな方面から追及していこう。むしろ総合的に社会を考える学部といえるのかもしれません。
 学部が出来た当初は、この学部は文系なのか理系なのかと問われもよくしたんですけども、結局「文」とか「理」とかいうような問題ではなく、むしろ総合的に世の中を見るには、色んなところから問題を突っ込んでいかなくてはいけないんだよ、ということを踏まえたうえで「学際」ということを一つのキーワードにしたいなと。ですから、情報コミュニケーション学部の卒業生は、自分なりの問題の見つけ方がわりとうまいタイプ学生が多い。就職先もどちらかというと従来型の企業、製造あるいは金融に加えて、他にもIT、広告、出版・ジャーナリズムなどの広い意味での情報産業に向かっていく学生が多い。そういった形で、今の世の中を見る見方というのが、自分達の新しい一つの軸となって育っていけばいいなと考えています。

情報のとらえ方とは

細野はるみ教授 細野はるみ教授          本学部元学部長。担当は「日本語表現」等。

細野 今学生が求めているメディアというもののあり方やどういったことを学生につたえていきたいか、その辺を少し伺えませんか?

 僕が教えられることの第一は、同時にこれはメディアに接する上で一番のことですが、「情報をどう受け取るとればいいのか、どう受け取るべきなのか」というメディアリテラシーですよね。時折ネット用語で「マスゴミ」という言葉があるんですね。「マスコミ」ではなく「マスゴミ」。つまり、マスコミがいってることのほどんどは嘘なんだというね。あるいはメディアリテラシーを訳す時に、メディアのうそを見抜くとか見破るとかそういった時に使う方もいますよね。僕はこういう風には訳しない。まずは大前提として、メディアは自覚的な嘘はつかない。ただ、矛盾しますが、無自覚な嘘はたくさんつくんです。もっといえば、そもそも情報は嘘なんです。まぁ、今この対談もそうなんですけど、どこからどう撮られているかで雰囲気も全然変わりますし、僕と細野先生の関係性も変わって見えたりする。文章ももちろんそう。現場の状況を書いているんですけど、書いている人は誰かですから。その誰かが自分の感覚で感じるのをもう一回再現しているわけで、これは本当の事実かというと事実じゃないんです。それはその人の主観であり、作為であり、僕らはそれを見たり、聞いたり、読んだりしてるわけですから。つまり100人、人がいれば100通りの見方があるわけです。そこに記者やディレクターがいれば、100通りの見方がある、それを僕らが見てるわけですから、僕らが今テレビで見ていること新聞を読んでいること、これはこれを書いている記者・ディレクターのものの見方なんだ。もし、その場に自分がいたら、全然違うものが見えたりするんだよということを伝えています。確かに事実は一つなんですけど、それは絶対に再現できないんです。人間が再現できるのは真実なんです。でも真実は人100人いれば100通りなんです。ってことを学生に、つまり、視点を変えれば全然違うものが見えてくるんだなということ。これはリテラシーの一番基本的なメソッドじゃないかなと僕は考えています。

細野 受け取る側の主体というのも、見方が色々あると思うんですが、自分の側がどういったポイントに立ってどういう風なとらえ方をするか、結局は自分の足場がしっかりしないと分からないということになりますよね。情報コミュニケーション学部ではそういう意味で問題をみつけて考えていく過程で、つまり「個」ですけど、それをちゃんと固めて見極めていくのが一つ大事な作業になると考えています。
情報コミュニケーション学部の自由

特別対談

 僕もいまゼミを担当していますが、まさしく情報コミュニケーション学部のゼミの名称が「問題発見」「問題分析」「問題解決」と三段階に分かれている。もしかしたら僕が学生だった時には「問題分析」と「解決」だけだったかもしれない。今そこに発見が入っている。発見は教員が与える課題ではなく、学生が自分達で発見する。これが加わることはとても大きな意義がある。

細野 そこにある意味、情報コミュニケーション学部では何でもやっていいんだよ。材料にするものはあまり限定されない。自由度が非常にある。逆に自由度が始めはすごく開放された気分なのが、学年が上がることに自由ってはわりときついんだ、厳しいんだと気づく学生がいるような気がします。

 そこに気付くだけでも大きな進展ですよね。確かに自由はきついです。日本人は自由に中々耐えられないから、自ら束縛や管理を望んでしまう傾向がとっても強い。つまり「個」が弱い。それは今のうちに発見できる要素がもっとたくさんあるのであれば、とても重要な意味を持つと思います。

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