経営学部

【経営学部】菊地ゼミが「学生観光論文コンテスト」で優秀賞を受賞しました

2014年03月01日
明治大学 経営学部

 2月18日に開催された、第3回学生観光論文コンテスト表彰式(東京ビッグサイト)において、菊地端夫ゼミナールの森山真稔さん、大浅希衣さん、野原紬さん、柳橋理子さん(ともに経営学部公共経営学科3年)が「日本ナショナル・トラスト会長賞」を受賞しました。
 このコンテストは、日本ホテル教育センター主催で、「観光立国で日本を元気にする方策について、私の提案」、「観光資源保護におけるナショナル・トラスト活動の役割について、私の提案」、「我が国のMICE(マイス)競争力強化に向けて、私の提案」の3つのテーマに沿って執筆された論文を、「観光立国の実現策として有効か」という点から評価、表彰するという取り組みです。
 森山さんのチームは、「観光資源保護におけるナショナル・トラスト活動の役割について、私の提案」というテーマに基づき、「集約型自治体クラウドファンディング・システムによる伝統的景観の形成と観光立国の推進戦略に関する研究」として論文を執筆しました。森山さんのチームは、近年の観光ニーズである「伝統的景観」に着目し、その保全が観光資源の創出に繋がると考え、伝統的景観の保全方法を模索しました。その過程で、伝統的景観の保全には莫大な費用がかかることに注目し、その費用調達の手段として、インターネットを介して不特定多数に寄付金を募ることができる「クラウドファンディング」の提案に行き着きました。
 執筆にあたって、森山さんのチームは、長野県小布施町と神奈川県鎌倉市への実地調査、埼玉県川越市、石川県金沢市、滋賀県長浜市への聞き取り調査を実施しました。この「足で稼ぐ」工夫が論文の客観性を高め、説得力のある論文の執筆に繋がりました。また、ゼミで取り組んでいる社会科学的アプローチを意識し、先行研究や統計データに基づいた研究を行い、論理展開に気を配ったことも今回の受賞のポイントとなりました。