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フィールドスタディC(新潟:藤江先生)実施報告

2018年09月21日
明治大学

株式会社共栄鍛工所への訪問株式会社共栄鍛工所への訪問

<テーマ>「地域企業・産業調査」
実習期間:2018年5月30日~6月1日

本実習(「地域企業・産業調査」)は,地方産業都市を訪問し,地域中核企業や地域の伝統を活かした独自の理念や戦略をもつ企業を訪問し、経営トップ・幹部クラスの方々の講義をお聞きし、併せて事前に送付している学生の質問を基に質疑応答を行い、ヒアリング調査そして工場見学を行った。
我が国では,経済のグローバル化が進み,国内の企業はその工場を中国・タイ・インドネシア・マレーシア・ベトナム・カンボジア・ラオス・ミャンマーなどアジア各地に移転させ,所謂「産業の空洞化」が進んでいる。こうした動きは,アジア主導の域内相互依存型の発展構造の形成でもある。こうした環境の下,技術,新製品,販売方法・マーケティング等において工夫を凝らし,その成果を出している新潟県内の企業にヒアリングを行った。
今回は5社(株式会社共栄鍛工所、吉川、諏訪田製作所、藤次郎、越後製菓)を訪問したが、その中で、株式会社共栄鍛工所について、その沿革・歴史、現状、課題、学生のまとめ・感想を紹介する。

1930年4月 三条市門前町にて、齊藤木鋏製作所を設立
     (創立者 齊藤正一氏)
1946年3月 株式会社に組織変更(共栄利器株式会社)
1959年3月 社名を株式会社共栄鍛工所に変更
2003年1月 ISO9001認証取得
2007年8月 北米拠点として共栄USA株式会社を設立
2016年4月 3代目社長に齊藤栄太郎氏就任
2015年3月 経済産業省がんばる中小企業・小規模事業者300社に入賞

地域コミュニティの担い手として商店街の活性化や地域の発展に貢献している企業広く周知することで、選定された事業者等の社会的認知度や労働者等のモチベーション等の向上を図り、後進の育成を目的としている。

売上でみると現在は農業部品に注力していることもあり、農業用部品(40%)が最も高くなっているが、特に北米では、DEERE社のコンバインシェアと同じ60%以上を占めている。
◎海外市場への展開  進出する条件→相手先の信頼度
 会社の規模よりも経営者の信頼度を重視している。
 例)経営者の「志」や会社の方針たとえ仲介業者会社が国内の信頼できる会社だとしても、最終ユーザーが信頼できなければ進出しない!

◎他国の鍛造業について
鍛造で有名なのはドイツ 工場はとても合理化されている。 製品はシンプルに設計されている。必要な箇所(寸法・硬度・強度)を規格内にきっちり作られており、無駄がない。日本製は、必要以上に見た目を重要視している。
課題としては自動車産業関連の鍛造製品需要が大きく低下する恐れがあること。
現在・今後の取り組みとしては、高性能の鉄を鍛造で薄くし軽量化することで製品の幅を広げ、新たな分野や得意先の開拓を進めている。

「御礼状」(一部抜粋)
貴社に訪問させていただいたのは私達の課題学習の3日目で、既に様々な鍛造の現場を見せていただいていたのですが、貴社の工場の迫力はまた少し他藤江昌嗣の企業とは異なるものが御座いました。大型農業機械のナイフガードやチェーンコンベアというものは、私たちの普段身近には感じることの出来ない製品ですが、あれ程大きな機械を使用して製品部品を作っているという現場を見た際に、貴社に求められる製品の頑丈さや精密さといったクオリティの高さ感じました。
また、設計・金型の作成から自社で行われているという点にも、貴社のこだわりを感じました。自分たちの企業でしか出来ない仕事に取り組まれているという点に、貴社の恰好良さがあると私は感じます。
T.U

本授業の〈到達目標〉に近づくことができたと思う。
 経営者の哲学,経営戦略,人材育成,地域産業政策等について学ぶと共に,企業現場の最前線の呼吸を体験してもらい,「ものづくりの心」を感じ,それを具体化する力を形成する。

藤江 昌嗣 専任教授

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