学校長の挨拶
明治大学付属明治高等学校・中学校校長 金子 光男
付属校に学び、世界を切りひらく力を身につけてください。

今年は、本校がここ調布に移転して、4年目を迎えます。昨年度をもって、全学年の共学化が完成しました。私共の新体制は今やしっかりと根をはり、より大きな飛躍を目ざして進んでいます。さらには、来年には創立100周年を迎えますが、私はこれに適しい学校でありたいと願っているところでもあります。
では、本校が目ざそうとする方向とは、どこでしょうか。中・高生として身につけるべき知識・学力はキチッと学んで頂く。とくに、英語力の養成は欠かせません。ますますグローバル化が進み、世界の人々をつなぐ言語も英語が中心になってきている現在、それは不可避のことです。また、積極的に英語の実践力を身につけさえすれば、君たちの生活圏は想像以上の広がり、可能性を持つことにもなるでしょう。
しかし、このような教育方針は、生徒諸君に対して、いわゆる受験進学校のような学園生活を強制しようとするものではありません。本校は明治大学直系の付属校です。付属校生徒らしく、大学受験から解放された、より幅広い視野をもち、自分の興味と関心に導かれながら、勉学やスポーツ、クラブ活動にも打ち込んで頂きたいと存じます。
しかも、そうした活動は、今や本校では、男女の生徒たちが互いに共同しながら行われます。こうして、君たちは互いの性差と特徴を認識しながら、男女の共同した社会の可能性や発展性も学ぶはずです。これこそ付属校らしい、トータルな教育実践であろう、と私は考えます。そして、ここから本校の建学の精神である「質実剛健」、「独立自治」を身におびた生徒諸君が誕生するのだと期待します。同時に、君たちは明治大学の中心的な学生として進学することにもなるでしょう。あるいはまた、明治大学以外の大学にもチャレン
ジしたいと思うかもしれません。そうした諸君を、私は歓迎し、そのための支援を惜しまないことを、ここに申し添えておきます。 このような教育理念や方針は、皆様ご覧になればお分かりのとおり、グラウンドをはじめとする本校の恵まれた様々な施設、きめ細かなカリキュラム(大学と連携した多様な教科を含みます)、充実した教師陣によって支えられております。これら施設等が十分に、その役割を果たしていることは、調布校舎でのこれまでの経験から明らかであります。
時代は、若い君たちにとってなかなかに厳しいものがあります。しかし、ひるんでばかりもいられません。大丈夫。勇気を持って、スプリングボードに立ちましょう。ここに学び、あすの自分を鍛え、自らの世界を掴みとってください。私たちがついています。


