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和泉メディア棟

和泉メディア棟

和泉メディア棟は、“環境と共生する建築”をテーマに計画されました。和泉メディア棟が目指した“環境と共生する建築”とは、 「地球環境の保全」、「周辺環境との調和」、「居住環境の健康・快適性」に配慮された建築であり、外壁サッシを二重にするなど、 多くの工夫がされています。また、展示鋲、多目的トイレ、車椅子対応のエレベーターなどの設置や建物内段差の解消はじめ、 各教室に1箇所ずつ車椅子対応席を設置するなど“ユニバーサルデザイン”を採用し、障害の有無に関係無く、 誰もが使える施設となっています。

和泉メディア棟の環境共生設備

建 築

外部サッシが二重になっている、「ダブルスキン」による省エネルギー効果
和泉メディア棟は高速道路と甲州街道に近接していることから、騒音や塵埃から建物を守る必要があるため、二重のサッシにより、外部の騒音をかなり低減しています。「ダブルスキン」外側のサッシはFIX(開口部の無い)タイプなので、防塵に効果的で、さらに建物内の空気を、道路と反対から取り入れており、防塵効果を高めています。さらに、建物内の空気を道路と反対から取り入れて、防塵効果を高めています。
なお、ダブルスキン内の空気を利用した省エネルギーの効果として、夏期は、ダブルスキンの上下にある扉を開放することにより、太陽によって温められたダブルスキン内の空気は、上昇気流となって頂部の扉から外部に排出されます。つまり、窓際の熱を自然の力で外#pagetopすることにより、冷房負荷の低減を図っています。また、冬期はダブルスキンの上下にある扉を閉じることにより、太陽熱によって温められたダブルスキン内の空気は有効的な断熱層となり、暖房負荷の低減を図っています。
さらに、ダブルスキン内に電動ブラインドを設置しており、夏期は直射日光を遮断し、冬期は積極的に日光を取り入れることが可能となっており、冷暖房負荷の低減を図っています。
また、ダブルスキンに取り入れる外気は、地下ピットを経由させるアースチューブという手法を採用しています。外気を地熱により低温に保つことができ、冷房負荷が低減される手法です。
ナイトパージの採用
夏期は日射や輻射熱により、建物自身の温度が高くなります。深夜から早朝の冷やされた外気を建物内に取り入れることで、建物の潜熱を除去し、冷房負荷を低減しています。
リサイクル材料の使用
内部で使用している内装材は、リサイクル材を積極的に使用しています。また、外部で使用している舗装材にも、リサイクル材を利用した材料を使用しています。
ハイドロテクトタイルの使用
外部タイルは、汚れ防止のため、光触媒含有のハイドロテクトタイルを使用し、メンテナンスフリーとしました。

電気設備

太陽光発電の利用
屋上に30kw発電(一般住宅10件分相)の太陽光パネルを設置しており、発電量が1階ラウンジに表示されます。発電された電気は、照明等の電力として利用されています。
エコシャフトを利用した省エネ照明
東西にあるエコシャフトには、トップライトとカーテンウォールが設置してあり、晴天時はたくさんの光が降り注ぎます。このため、廊下部分には光感知器を設置して照明を自動点滅にし、エネルギーの節約に努めています。
人感センサーによる、照明コントロール
トイレと内部階段の照明は、人感センサーにより自動点滅にし、エネルギーの節約に努めています。
人感センサーによる、エスカレーターの自動発停
エスカレーターは、人感センサーにより、人が近づくと自動的に起動し、ある時間使用しないと自動的に停止しするようにしてエネルギーの節約に努めています。

機械設備

ラウンジ 床下空調の採用
ラウンジ(1、4、5階)は、吹き抜け空間になっているので、床下空調を採用し、人に近い床周辺を冷暖房することで、効率の良い空調としています。
循環型空調・換気システム
教室の冷暖房された空気は全熱交換機により熱を回収して、再利用しています。また、冷暖房された空気は、外部でなく、廊下に排出しエコシャフト(4階から7階吹き抜け空間)を介して、頂部から外部に排出されます。建物内の空気を無駄なく循環させることで、教室で冷暖房された空気を廊下で再利用でき、エネルギーを節約しています。
エコアイスの採用
深夜電力を利用して、氷をつくり、昼間に冷房に利用する方式です。深夜の余剰電力を利用することで、エネルギーを節約しています。
雨水の再利用
建物の屋上に降った雨水を、地下の雨水貯留層に溜め込み、便所の洗浄水として再利用しています。