清里セミナーハウス

清里セミナーハウス

1999年4月、山梨県北巨摩高根町清里に明治大学清里セミナーハウス(学生・教職員厚生寮)がオープンしました。 中央高速道を利用すれば都内からのアクセスも容易でありながら、自然環境に恵まれた、学生・教職員に人気のある厚生施設です。 鉄筋コンクリート造・地上二階建て、延べ床面積4,595.9平方メートルの、学校寮としては最大規模の施設が32,147.5平方メートルの広大な敷地に建設されています。 収容人員は、学生100人(22室)、教職員25人(10室)。身障者用宿泊室も完備しており、研修室が60人用1室(2室に分割もできる)、 20人用が3室あるほか、多目的室、OA室、野外研究場、交流広場なども設置されています。 また、清里の恵まれた自然環境を守るためのソーラシステムを導入するなど、環境共生システムの充実にも配慮がなされており、 消費されるエネルギーの約50%は、ソーラシステムと太陽光発電システムによってまかなわれています。
太陽光発電システムの導入
太陽光発電システムとは、屋根に設置した太陽電池で太陽光を利用して電気を作るものです。
明治大学の清里セミナーハウスでは、10kwのシステムを3台設置し、これにより年間約30tの二酸化炭素の発生を抑制しています。 この設置によりNEDOの「平成10年度産業用太陽光発電フィールドテスト事業」の補助金交付を受けています。
ソーラシステムの導入

ソーラーシステム

ソーラシステムとは、屋根の集熱パネルで太陽熱を集めて温水を作り、給湯や床暖房に利用する装置です。
明治大学の清里セミナーハウスでは、これを利用し、通産省「ソーラシステム等普及対策費補助金」の交付を受けています。
自然地形を生かした設計計画



清里セミナーハウスは、設計の段階から環境に配慮しました。自然地形を生かし、既存樹木伐採や、残土の場外搬出を極力少なくするよう検討し、建物の位置やレベルを設定しました。
地下水の処理



工事中に発見された地表面に近い地下水は、1箇所に集めて駐車場側に放流するようにし、地下水の自然な水循環を保つと共に、 以前からあった小川を再生できるようにしました。
生態系への配慮



浸透枡や透水性舗装によって雨水や浄化水を地中に還元することで土壌の乾燥を防ぎ、地下水の自然な水循環が保たれています。
産業廃棄物の再利用



掘削に伴って発生した石は、縁石として遊歩道や建物周辺に敷設して、大半を再利用し、中でも特に大きな石は正門のサインとして利用しました。
既存の樹木の再利用
工事に関わる範囲の樹木は、建物の位置に配慮し、移植復旧することで、なるべく残すように工夫しました。また、建物範囲内の伐採せざるをえない樹木は「緑のリサイクル」と呼ばれる枝葉木粉砕工法を採用し、チップ化して遊歩道に敷き詰めました。これは表土の保護、雑草抑制の効果があると共に、3年から5年で分解し、表土を形成します。これによりごみの減量化にも貢献しています。

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