第17回学長杯留学生日本語スピーチコンテストを開催しました

学長賞を受賞した、べ ジュンソブさん（国日3年・韓国）

韓国、中国、ベトナム、マレーシア、
コンゴ民主共和国、ドイツ、ルーマ
ニアから計２０名の留学生が参加
し、勝悦子国際交流担当副学長、
江藤英樹日本語教育センター長
をはじめとする６名の審査員が、
「内容の明確さ」「主張の説得力」
「日本語のわかりやすさ」「言語外
表現の豊かさ」の４つの項目で、
各スピーチを審査しました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　学長・べさん・アドバイザーの三澤さん（商２年）＆堀内さん（政経２年）

日本語教育センター長賞　モハマド　フィダウスさん（理工４年・マレーシア）

学長賞を受賞したべさんは、「情けのある風景」をテーマに、留学初日に、
貴重品を電車に置き忘れるというハプニングに遭いながら、日本人の友人
に助けられたこと、また、東日本大震災発生後に、日本人の友人家族が、
車で非常食を届けに来てくれたという体験を通して感じたことをスピーチ。

自分の中にある熱い気持ちを表すことの多い、韓国の「情」と比較し、日本
人の「情」は、他人に対しての配慮、気配りが根底にあり、自分と他者とを区
別せず、ひとつに融合させようとする心持ちから生まれている心情であるこ
とを指摘し、ふたつの国の「情」をつなぐこと、そこから生まれてくるものこそ
が、アジアの未来を拓く「情けのある風景」であると信じている、と締めくくり、
会場から大きな拍手を得ました。

　　　　　　　連合父母会長賞　カン エイリョウさん（理工３年・中国）

審査員特別賞　オウ シエイさん（商４年・中国）

　　　　　　　　　キャンパスメイト賞　リ エイセンさん（政経１年・中国）

また、今回は５３名の学生コーディネーターが実行委員会を組織し、留学生のスピーチ原稿作成やスピーチ練習
のサポート、広報活動、当日の会場設営、誘導、司会進行を行うなど、コンテストを一丸となって支えました。