コレ見て!明治大学広報課ブログ

ひと2012/07/24

直
by : 直

小説家への第一歩【片瀬チヲルさん(文学部4年)】~群像新人文学賞受賞インタビュー~

第55回群像新人文学賞で優秀作を受賞した片瀬チヲルさん(文学部4年)が、広報課へ受賞の報告に来てくれました!
本日は、受賞作でもある「泡をたたき割る人魚は」の作者、片瀬チヲルさんをご紹介します。
以前、文学部のHPでも掲載されていましたが、群像新人文学賞(ぐんぞうしんじんぶんがくしょう)は講談社が刊行する文芸誌『群像』が、1958年に設けた歴史のある公募新人文学賞です。同賞は村上春樹氏、村上龍氏などの作家が受賞している、作家の登竜門でもあります。

今回の受賞に当たり、文学部特別表彰を受けた片瀬さんは「このような表彰式を開いていただき、本当にありがとうございます」と、お世話になった文学部の先生方を前に笑顔で語ってくれました。新しいスタートに立つと過去を振り返りたくなります、という前置きの後で、

「小説家になりたく明治大学に入学して、文学を研究する友人や先生方の姿勢を見ながら、どうしたら自分のテクストが人に愛されるかを考えてきた3年半でした」
「自分を支えてくれた友人や先生方にお祝いをしてもらえて、こうした出会いも明治大学に来なければなかったことなので、恵まれた環境で過ごすことができて幸せです」

と、言葉を絞り出すように受賞の喜びを表現してくれました。

片瀬さんの指導教諭をしている伊藤氏貴准教授(写真右)は、「(片瀬さんは)多くのダメ出しをしても、ずっとくらいついて何度も書き直してくる、根性のすわった学生でした。これからも書き続けると思うので、ぜひ応援してあげてほしい」と、教え子の受賞にあたってコメントをしてくれました。その実、伊藤氏貴准教授も第45回群像新人文学賞(評論部門)を受賞しており、師弟揃っての群像新人文学賞の受賞ということになります。

表彰式が終わり、一息ついた後の広報課インタビューでは、先生方の前に立つときの緊張がほどけたようで、柔らかい笑みを浮かべながら創作活動について語ってくれました。「これからも、一生懸命小説を書き続けていきたいです」と、謙虚に語る姿勢に、片瀬さんの人柄が表れているように思えました。
そしてなんと、明大生のための学内情報誌『M-STYLE11月号(10月20日発行)』に、ご出演いただけるとのこと!出演していただく企画は・・・まだ秘密です(笑)

最後に、インタビューにご協力いただいた片瀬さん、文学部の先生方、職員の皆さま、本当にありがとうございました!

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第55回群像新人文学賞優秀作

「泡をたたき割る人魚は」 (講談社) 著者:片瀬チヲル

~恋はしない。美しい魚になるためには。

    みずみずしい感性で描く新時代の人魚姫物語~(本著帯より抜粋)

☆駿河台キャンパス三省堂書店でも発売中☆

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