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ベンチャーでの仕事を離れて一息つく暇もなく、2週間の新人研修がフランスで始まった。急ピッチで戦略立案や問題解決の方法論を叩き込まれると、すぐに帰国して実戦開始だ。「大手家電メーカーの新規事業戦略立案だ。3ヶ月後に執行役員に報告する。今からクライアントとミーティングがあるから、すぐ来てくれ」。
経営コンサルティングとは、「バイクの世界シェアを10%伸ばすにはどうすればよいか」「飲料のマーケティング投資をどう配分すべきか」などのさまざまな経営者の悩みに対して、3〜5人のチームで3ヶ月間程度かけて解決案を提示するという仕事だ。よって、顧客、仕事内容、勤務場所(顧客のオフィス)、チームメンバーの全てが3ヶ月ぐらいでガラリと切り替わるので、目まぐるしく転職し続けているような感覚に近い。
この仕事は、経営を学ぶという僕の目標にもってこいだった。若いうちから経験豊富な経営者の方々と悩みを共有できたことで、「経営者の視点・考え方」が身についたと思う。また、多様な経営課題に携わることで、幅広い経営知識や問題解決スキルを身につけることが出来たと思う。一方でプロジェクトはさながら戦場であり、都合のいいことばかりではなかった。仕事柄、経営者の方々からの期待は非常に高く、妥協は許されない。必然的に激務になりやすく、3時間睡眠が続く中でも集中力を維持しなければならない。また、徹底した成果主義であるため、上司や顧客に頼まれたこと以上の仕事ができなければならない。でも日々の成長への実感が、僕にこうしたプレッシャーを跳ね飛ばす力を与えてくれたように思う。
5年が経ち、ようやく自分の成長を実感できるようになった。そして、「もっと世界で活躍できる人間になりたい!」という夢をかなえるため、海外で経営学を学びたいと思った。そして、どうせ行くならばと、無謀(過去に明大卒がゼロ)にもハーバード・ビジネス・スクールに挑戦することに決めたのである。
古賀 洋吉(こが・ようきち)
2000年政治経済学部卒。オレゴン大学交換留学生。明大在学時は明治大学ホームページ作成、「Oh-o! Meiji」システムの開発、 ネットビジネス立ち上げに参画。卒業後はアクセンチュア(株)戦略グループのコンサルタントとして、大手企業の全社戦略・新規事業戦略の立案を担当。2006年よりハーバード・ビジネス・スクールのMBA(経営大学院)に在学中。 |
M-style No.015(2007年11月20日発行)『Message from Harvard 7』より
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古賀洋吉さん
(2000年政治経済学部卒)
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