法科大学院 履修モデル

法曹となるためには、共通に学ばなければならない六法を中心とした科目があります。しかし、自分の得意な専門分野を持つことが、これからの法曹には強く求められています。以下に、そのような専門分野を持った法曹になるためにおすすめする履修例をいくつか示します。それぞれの例を参考に、各自の具体的な進路や興味に従って科目の選択をしてください。
※科目の配当年次,開講状況及び開講期(春学期・秋学期)については、年度により変更がある場合があります。
<例示した5つの履修モデルに共通の注記>
①必修科目の履修については省略し、選択科目を中心に記載。
②修了に必要な単位: 103単位
③1年間の履修上限単位: 1年次42単位、2年次未修者40単位・既修者42単位、3年次44単位

知的財産分野に強い法曹を目指す人

「知的財産と法」を中心に、「独占禁止手続法」「国際取引法」を展開・先端科目群の中から選択します。「知的財産と法」では、知的財産法体系の概論と特許法、不正競争防止法、著作権法、商標法を講義します。さらに、技術革新と知的財産法との関係、知的財産の保護に関する国際ルール、国際交渉や国内政策のあり方について考察します。 

科目群 1年次 2年次 3年次

法律基本
科目群
春学期 基礎演習(民法)  民事法総合指導Ⅰ(民法) 憲法展開演習
民法展開演習
刑法展開演習
秋学期 基礎演習(行政法)
基礎演習(刑事訴訟法)
公法系総合指導Ⅱ(行政法) 商法展開演習
民事訴訟法展開演習
刑事訴訟法展開演習

実務基礎
科目群
春学期     行政訴訟実務 法曹実務演習1(通年)
秋学期     知的財産訴訟実務

基礎法学・
隣接科目群
春学期 法と公共政策
法と経済
   
秋学期  法社会学    

展開・先端
科目群
春学期   知的財産と法Ⅰ
展開・先端系総合指導Ⅰ(知的財産法)
知的財産と法Ⅱ
独占禁止手続法
国際取引法
経済法
秋学期    展開・先端系総合指導Ⅱ(知的財産法) 知的財産と法Ⅲ
知的財産と法Ⅳ
知的財産法総合演習1

社会における人間の権利擁護に向きあう法曹を目指す人

女性の権利、社会的少数者の人権、雇用、消費者保護など、社会と人間の問題に向きあう法曹が求められています。この分野で活躍するために、展開・先端科目群の「ジェンダーと法」では、女性と法を中心に性差別や家族法から刑法の関連部分まで科目横断的にジェンダーの視点で研究し、また同性愛者の権利なども含めて性別社会の法律問題について研究します。また、「消費者法」「医事・生命倫理と法」を履修して社会的弱者の問題に向きあう科目を研究します。

科目群 1年次 2年次 3年次

法律基本
科目群
春学期 基礎演習(憲法)
基礎演習(民法)
基礎演習(刑法)
公法系総合指導Ⅰ(憲法)
民事系総合指導Ⅰ(民法)
刑事法総合指導Ⅰ(刑法)
憲法展開演習
民法展開演習
刑法展開演習
秋学期 基礎演習(刑事訴訟法) 刑事法総合指導Ⅱ(刑事訴訟法)  商法展開演習
刑事訴訟法展開演習

実務基礎
科目群
春学期 法情報調査   ローヤリング
秋学期     模擬裁判(民事)

基礎法学・
隣接科目群
春学期     法哲学
東洋法史
秋学期 法社会学    

展開・先端
科目群
春学期 ジェンダーと法Ⅰ
展開・先端系総合指導Ⅰ(ジェンダー法)
  ジェンダーと法Ⅲ
医事・生命倫理と法Ⅰ
少年法
秋学期 展開・先端系総合指導Ⅱ(ジェンダー法) ジェンダーと法Ⅱ ジェンダーと法Ⅳ
消費者法
国際法
国際公法総合演習

環境法に強い法曹を目指す人

急速に体系化・国際化する環境法分野で活躍するために、基礎法学・隣接科目群から「立法と政治」「法と公共政策」など5科目と、展開・先端科目群から「環境と法」「国際経済法」「国際法」を選択します。中心となる「環境と法」では環境法の目的、原則、手法について基本的な論点を学び、環境基本法および環境法の各部門法について講義します。さらに科学的証拠の前提条件と評価限界をわきまえた法的評価を可能にすることを目指します。

科目群 1年次 2年次 3年次

法律基本
科目群
春学期 基礎演習(憲法) 公法系総合指導Ⅰ(憲法) 憲法展開演習
民法展開演習
刑法展開演習
秋学期 基礎演習(行政法)
基礎演習(民法)
民事法総合指導Ⅱ(民法) 商法展開演習
刑事訴訟法展開演習
民事訴訟法展開演習

実務基礎
科目群
春学期     法曹実務演習2
秋学期     模擬裁判(民事)

基礎法学・
隣接科目群
春学期 法と経済
立法と政治
  比較法制度論Ⅱ(ヨーロッパA)
法と公共政策
秋学期      

展開・先端
科目群
春学期 展開・先端系総合指導Ⅰ(ジェンダー法) 環境と法Ⅰ
展開・先端系総合指導Ⅰ(環境法)
環境と法Ⅲ
国際経済法
 
秋学期   環境と法Ⅱ 環境と法Ⅳ
国際法
環境法総合演習
展開・先端系総合指導Ⅱ(環境法)

医事法に強い法曹を目指す人

医療被害者の救済、あるいは責任追及を受けた医療関係者に対する法律実務サービス、そして医療関係者などへの法学教育、医療政策の提言など、医事・生命倫理と法の分野において法曹に求められる役割は広範です。この新しい医療社会に対応できる法的判断能力を身につけるため、医療過誤や、薬害の損害賠償責任、生殖医療・臨死医療・遺伝子医療・再生医療・臨床試験などをめぐる患者の権利、生命倫理と法を学びます。

科目群 1年次 2年次 3年次

法律基本
科目群
春学期 基礎演習(民法)
基礎演習(刑法)
民事法総合指導Ⅰ(民法)
刑事法総合指導Ⅰ(刑法)
行政法展開演習
民法展開演習
刑法展開演習
秋学期 基礎演習(刑事訴訟法) 刑事法総合指導Ⅱ(刑事訴訟法)   憲法展開演習
民事訴訟法展開演習
刑事訴訟法展開演習

実務基礎
科目群
春学期     模擬裁判・法文書作成(刑事)
法曹実務演習1(通年)
 
秋学期      

基礎法学・
隣接科目群
春学期 東洋法史   法と公共政策
立法と政治
秋学期     法社会学

展開・先端
科目群
春学期 展開・先端系総合指導Ⅰ(医事法) 医事・生命倫理と法Ⅰ 労働法
医事・生命倫理と法Ⅲ
秋学期 展開・先端系総合指導Ⅱ(医事法) 医事・生命倫理と法Ⅱ 医事・生命倫理と法Ⅳ
消費者法
労働法総合演習

国際法務に強いビジネス・ロイヤーを目指す人

今日、経済のグローバル化は一層進展しており、アジア諸国との取引を中心に、国際的な取引の比重がますます増えつつあります。日本法と外国法の知識を有し、国際法の理解を前提に、英語で契約交渉を行ったり、外国で操業する日本企業へ法務サービスを提供できる弁護士への需要も急速に増大しています。本履修モデルでは、「企業実務と法」「銀行取引法」「独占禁止手続法」「知的財産法」「金融商品取引法」を中心として、アメリカ法、欧州法、アジア法などの「比較法制度論」、また「国際取引法」「国際経済法」「国際法」を合わせて履修します。


科目群 1年次 2年次 3年次

法律基本
科目群
春学期 基礎演習(憲法)
基礎演習(民法)
民事法総合指導Ⅰ(商法) 憲法展開演習
民法展開演習
刑法展開演習
秋学期 基礎演習(刑法)
基礎演習(商法)
訴訟法基礎  
民事法総合指導Ⅱ(商法)  

実務基礎
科目群
春学期 法情報調査   模擬裁判・法文書作成(刑事)
秋学期     ローヤリング

基礎法学・
隣接科目群
春学期 立法と政治    
秋学期 法と経済   比較法制度論Ⅰ(アメリカ)
比較法制度論Ⅲ(アジア)

展開・先端
科目群
春学期   企業実務と法Ⅰ
独占禁止手続法
銀行取引法Ⅰ
国際経済法
知的財産と法Ⅰ
知的財産と法Ⅲ
企業実務と法Ⅱ
国際取引法
秋学期     銀行取引法Ⅱ
金融商品取引法
企業実務と法Ⅲ
国際私法
国際私法総合演習

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