Go Forward

グローバル・ビジネス研究科 カリキュラム概要(引用)

パートタイムMBA(平日夜間・土曜開講)


名称 専門職大学院グローバル・ビジネス研究科グローバル・ビジネス専攻
学位名称 (和文) 経営管理修士(専門職)
(英文) Master of Business Administration
授業時間帯 平 日 6時限目18:55~20:25 7時限目20:30~22:00
土曜日 1時限目9:00開始~6時限目20:40終了
働きながら通学することができるよう、平日夜間と土曜日に授業実施
入学日 4月1日または9月20日
修業年限 2年
授業期間 セメスター科目:週1コマ(平日15週または土曜日14週)
クオーター科目:週2コマ連続(平日8週または土曜日7週)
修得単位 1科目2単位

(1)必修科目群
必修科目群では、ジェネラルマネージャーとして持つべき幅広い経営に関する基礎知識及びスキルを養い、専門科目を履修するための基盤を構築します。修了までに以下の5科目(10単位)の修得が必要です。4つの基礎論はそれぞれ英語でも修得が可能で、英語運用能力の向上に役立てることができます。
(2)共通科目群
共通科目群では、計量的・制度的・行動論的な分析手法に関する科目を設置し、いずれの学問領域においても共通して必要とされる知識を醸成することを目的としています。海外のビジネススクールや現地企業を訪問するグローバル・ビジネス研究(海外研修科目)もこれに含まれます。
(3)専門科目群(5つの専門領域)
5つの専門領域における専門的な知識・スキルの高度化や、企業経営や業務に必要な最新の知識や技術を習得することを目的に専門科目群を設置しています。演習科目やケース・スタディの科目では、グループ討論や個別指導を通じて専門領域でのプロフェッショナルな意識を醸成し、問題発見・解決能力を養います。また、英語による授業科目を約60科目設置し、英語運用能力を高めることにも注力しています。
(4)修了要件/修士論文
経営管理修士(専門職)の学位(MBA)取得のためには、46単位以上の修得に加え、専門職成果報告書(修士論文)を提出し、審査に合格することが必要です。「論文演習Ⅰ・Ⅱ」(計4単位)を2年次に履修し、指導教員の指導のもと、MBSで学習の集大成として論文を執筆します。論文は博士後期課程進学を視野に入れた「理論志向型」だけでなく、「ビジネス・モデル型」、「ケース研究型」など多様な形態が可能です。

2つのクラスター(ファミリービジネス&スタートアップビジネス)

MBSでは、従来の学問分野という概念に加え、分野横断的な履修モデルである「クラスター」の概念を導入しています。現在は、「ファミリービジネス」と「スタートアップビジネス」の2つのクラスターをスタートさせています。これらの履修モデルに沿って履修計画を立てることで、学問領域を超えて、それぞれのクラスターに関する知識を体系的に習得することが可能です。
※クラスター履修モデルは学生の科目選択の参考となることを目的に導入しています。いずれかのクラスター履修モデルに沿って履修することは必須ではありません。

5つの専門領域

マネジメント領域
企業家精神・企業倫理や、異文化関係を視野に置いた人的資源管理、状況に応じた組織変革・経営管理、新しい知識創造といったマネジメントに関する課題に対応できるマネージャーの育成を目指します。また、既存の理論や発想から脱却し、ブレークスルーを行える実践的手法や思考法といった、マネージャーに必要な能力を涵養することを目指します。
<論文演習(ゼミ)担当教員>
野田 稔 専任教授
藤岡 資正 専任教授 ※2025年度在学研究のため未開講
岡 俊子 専任教授
許 佑旭 専任教授
沼田 優子 専任教授
安達 幸裕 特任教授

マーケティング領域
急激に変化する企業環境に柔軟に対応しうる能力を備えたマーケティングの専門職業人育成を目指し、消費者の反応過程や態度変容の予測対応、企業間取引における管理、流通過程の全体像の把握能力、企業成長のための戦略マーケティング策定、e-マーケティングの進展など実務に即した理論とスキルを学びます。
<論文演習(ゼミ)担当教員>
首藤 明敏 専任教授
橋本 雅隆 専任教授
戸谷 圭子 専任教授

ファイナンス・リアルエステート領域
コーポレート・ファイナンスや財務戦略の専門性をはじめとした企業ファイナンスの科目、金融リスク・マネジメントなど銀行・保険関係、金融市場・金融商品などの知識、金融工学を基礎とした金融価格理論や派生商品や証券化に関する科目、不動産ファイナンス・証券化に関する科目、企業不動産の有効利用法、不動産市場分析に関する科目を設置しています。金融・不動産に関連する多様な専門性を身に付けたマネージャー、アナリストの育成を目指します。
<論文演習(ゼミ)担当教員>
青沼 君明 専任教授 ※2024年度末退官(予定)
王 京穂 専任教授
山村 能郎 専任教授
サントス・ミゲル 専任教授
村木 信爾 兼任講師
ビジネス・ロー領域
契約、知的財産管理、建物や不動産の売買など、ビジネス・ローに関する科目を設置しています。ビジネス・ローの基礎や具体的なケース・スタディを通じて法的な思考方法を学ぶことで、企業が直面する法的課題に対する理解を深めます。また、法的課題の解決策を検討することは、企業経営上の法的リスクを極小化することにつながるため、法務担当者のみならず、管理者・経営者や企業コンサルタントにとっても有益と言えます。
<論文演習(ゼミ)担当教員>
熊谷 健一 専任教授
中山 知己 専任教授
アカウンティング領域
会計基準の国際化や金融・資本市場のグローバル化に対応した科目を設置しています。新しい会計基準に基づいた企業評価の方法、外部投資家の意思決定問題や経営戦略遂行上の会計情報の活用法、国際課税のあり方、グローバルな会計基準の在り方などを学びます。また、財務・会計的な視点から、CFOに必要なノウハウや中小企業経営、ベンチャー経営について学習できます。
<論文演習(ゼミ)担当教員>
山口 不二夫 専任教授
大野 雅人 専任教授(税法)
鈴木 孝直 専任教授(税法)
池田 義典 特任教授(税法)

MBA取得に関する資料請求

教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

 本研究科では、専門的な知識・スキル、価値創造力、広い視野及び高度な倫理感覚、リーダーシップ、グローバルな視点を備えたビジネス・プロフェッショナル人材を養成するために、最先端の理論と実務に基づいた必修科目、共通科目、専門科目、論文演習によって教育課程を編成している。
 本研究科の入学者は多様な背景をもち各専門知識の深度は大きく異なる。そのために本研究科のカリキュラムでは必修科目5科目を設け、MBAとして必要な受講生の知識水準を合わせるように配慮されている。基礎的共通知識は共通科目で学習する。また、専門科目には、マネジメント、マーケティング、アカウンティング・税務、ファイナンス・不動産、ビジネス・ローの専門5領域に関する科目がある。加えて、各領域を横断的に総合する体系として、ファミリービジネス・クラスターとスタートアップビジネス・クラスターを設定している。各領域、各クラスターにおいて人材の養成に関する目的及び教育研究上の目的を達成するべくカリキュラムを編成している。学生は、主としてこれらを、体系的に自主性をもって学習することが期待される。
 各科目の教員は、専門の研究者のほか、実践的知識を備えた先端的実務家講師を起用している。授業の方法は、少人数教育、双方向・多方向、ケーススタディ、英語講義、海外研修などの多様な形式によるプログラムを最も効率的かつ柔軟に組み合わせ履修できる体制を整備している。
 修了には修士論文に相当する論文の提出およびその審査に合格することを要件としており、そのために学生は、興味ある主題に対して徹底した討論と個別指導を通じて、単に論文作成能力だけでなく、自主的な思考能力や分析能力を高めることが可能となる。また、授業を通じて得た専門的知識・スキルや、ディスカッション・研修で得た様々な経験の集大成としての論文は、本研究科における各自の学習成果として総合的に評価される。このようなカリキュラムと指導を通じて博士後期課程への進学にも備えることが可能となる。
また本研究科では進化を続けるビジネス、テクノロジーや学問に適応できるように卒業後も科目等履修制度と同窓会制度により、生涯学習と知識のリファインを続けていく体制を整備している。

学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

目指すべき人材像

 本研究科は基本理念に沿って、企業の経営者や上級幹部として組織のマネジメント全般を担う人材の養成を目指す。さらに、ファミリービジネス発展のための経営者、後継者及びサポート人材、新規事業や第二創業を含むスタートアップビジネス及びイノベーションを担う人材を養成することを目的としてる。
 具体的には、マネジメント、マーケティング、アカウンティング・税務、ファイナンス・不動産、ビジネス・ローに関する科目を設置し、ジェネラルマネージャーを養成し、さらに人材養成の目的に合わせて横断的に統合するファミリービジネス、スタートアップビジネスの2つのクラスター制度を導入することにより、上記の目指すべき人材を育成する。
 この人材養成の目的を踏まえ、本研究科の定める修了要件を充たし、かつ、学業成績ならびに専門職成果報告書(修士論文)から、以下に示す能力や資質を備えたと認められる者に対し、「経営管理修士(専門職):Master of Business Administration」の学位を授与する。
・ 常にERSを意識して企業実務やビジネス環境を倫理的側面から把握する。
・ 革新的な起業家精神を涵養する。
・ ビジネスにおける多文化的な背景を理解し、グローバルな環境において効果的にコミュニケーションを行う。
・ 主なビジネス領域における強固な知識基盤を養い、実際のビジネス実務においてそれを統合し総合化する。
・ 複雑で不確実なビジネス環境において、戦略を立案・実行し、リーダーシップを発揮する。

そのための具体的到達目標

 本研究科では、各領域のプロフェッショナルを志望する学生に対しては、各専門科目のバランスの良い履修とともに、各人の個性に応じて特定の専門分野を深く掘り下げて学習する場を提供し、社会や企業で役立つ実践的知識の習得を到達目標としている。また、理論学習においても博士後期課程への進学が可能な水準まで到達することを目標としている。
次のページ
戻る

この記事に関連するページ

問い合わせ先

教務事務部 専門職大学院事務室
グローバル・ビジネス研究科 (ビジネススクール/MBA)
駿河台キャンパス アカデミーコモン10階
 〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1

※お問い合わせは以下のメールアドレスまでお願いいたします。

事務取扱時間
 月~金 15:00~21:00  土 12:30~18:00

※夏季期間や年末年始等は事務取扱時間が異なる場合がございます。「ニュース」にご注意ください。

Email:guroken◆mics.meiji.ac.jp
※◆を@に置き換えてください。