「ガバナンス研究科」では、「公共政策」に関する課題発掘・立案・決定・実施・評価に至る一連の政策形成過程に基づく科目編成を行っています。その背景には、政策の展開過程における政治・行政学的見地、法律的一貫性、経済学的能率性等、一連の知識・知見の重要性が高まっていること、環境・資源問題等、国際的見地からの専門能力も一層肝要となります。
学問領域としては、政治・行政、経済・財政、法律の3分野を上記の基幹科目群A・B群に配置するとともに、それらの具体的な現状を把握、理解するための応用科目群に政策研究(C群)を豊富に配置し、ガバナンスをめぐる諸相を理解することができるようにします。さらに、政策の対外発表能力涵養、公共政策分野における基本的なスキルアップのための演習科目を特別・特殊研究(D群)として用意しています。
このような科目編成に加え、授業において「ケーススタディズ(CASESTUDY)」を重視し、「議論・討議(DISCUSSION)」を重ね、「フィールドワーク(FIELD WORK)」等の現場体験的な要素を取り入れ、それらの成果を「体系化(SYNTHESIS)」してゆく、「C・D・F・S」を重視した授業展開により、高度職業人としての広い視野と個別具体的な実践を結合させる人材育成を目指しています。