Go Forward

創立記念日にあたって

紀元節

  かつて(紀元節)問題が盛んであったころ、反対派の人達の中にあっても<建国記念日>そのものの設定に反対するのではなく<2月11日>(旧紀元節)に設定することに反対するものが多かったのである。それほどまでに帝国主義の象徴である紀元節復活は人々にとって脅威であった。
  やはり記念日というものは万人がひとしく祝う日でありたいと思う。
  ところでわが明治大学の創立記念日はどうであろうか。毎年1月17日が休みであることから、なんとなく創立記念日であろうくらいにしか教職員学生は知っていない。明治14年1月17日が明治大学の前身明治法律学校が創設した日であるなどとはなおさらである。
1月17日が創立記念日として休日になったのは明治35年の第21回記念日からでそれまでは平常通りの授業は行われていたのであり、それ以後定例化したものである  昭和6年、明治大学は創立50周年を迎えることとなった。しかし、1月17日ではあまりにも年の始めであり準備の都合もあって、菊かおる11月1日に創立記念式典を行なうことに決定した。それ以後式典は11月1日に行なうことが慣例化したのである。
 そして、その時に1月17日を<大学記念日>11月1日を<大学記念祝日>と称することもあわせて決定したのである。それ故、明治大学には2つの記念日が誕生したことになったのである。前者は現在の学年暦にしたがえば<創立記念日>であり、後者は<創立記念祝日>となったわけである。何か好事家的な話になってしまったが何事も《事実》を根底におかないと歴史もいつ書きかえられてしまうかも知れないので筆をとった。(Y・M)

明治大学学園だより第4号(1971年11月1日発行)『大学史おちぼ集4』より転載。
明治大学は2001年1月17日に創立120周年を迎え、同年11月1日には記念式典が挙行された。