「明治大学広報」
 
第553号(2005年4月1日発行)
  明治大学とともに歩んだ4年間 
神奈川県東部 上野 快江
早いもので、あの日本武道館で入学式を終えた息子が、4年後、卒業を迎えることとなりました。私の父が、明治大学商学部出身でしたので、ぜひ息子も明治大学へ、と期待を持ち続け、ご縁をいただいたときは喜びで一杯でした。
 「歴史」というものは、数年で築くことができません。明治時代の創立以来120年、数々の諸先輩方の見えない努力、継続されてきた“たまもの”の偉大さから『明治』というブランドが築き上げられたことと思います。この『明治』というブランドの凄さは、昨日までは、全然知らない他人でも、『明治』というご縁で親近感、一致団結力に変わる凄さです。息子も就職活動でも、OBの方々に、ずいぶんお導き助けをいただきました。これからは、息子が後輩へ、『明治』を伝えていってほしいものです。
 さて、私はこの4年間の父母会役員の活動を通じ、さまざまな出会いがありました。父母会活動は、各々の地区で開催される総会へむけて、1年間にわたって諸準備に追われます。また、他地区の役員の方々と交流を図ることによって、情報交換・親睦を深め、より実りある総会へと発展させています。この父母会活動も先輩の父母から後輩の父母へ受け継がれ、今日に至っています。明治大学と父母、父母と明治大学の距離は、近いようで遠いもの、遠いようで近いものです。それを決めるのは自分自身だと思います。
 最後に、明治大学を通じて出会えたご父母・大学関係者の皆様に、親子ともども充実した4年間を過ごすことができましたことを心より感謝申し上げたいと思います。
 明治大学ありがとうございました。そして、ますますのご発展を陰ながら念じています。
 
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