「明治大学広報」
 
第556号(2005年6月1日発行)
◆永年にわたり教育・研究に尽力された
  5氏に名誉教授の称号を贈る
 称号記授与式は5月11日、駿河台校舎・リバティタワー23階の岸本辰雄記念ホールにて、大学役員・役職者ら多数列席のもと行われ、厳かな雰囲気の中、納谷廣美学長から一人ひとりに称号記が授与された。

 称号記授与後、挨拶に立った納谷学長は、これまでの活躍に敬意を表し、「名誉教授の称号は教育・研究の業績、社会貢献等の評価であり、大変名誉なこと。今後もご指導をお願いするとともに、“明大名誉教授”としてますます活躍し、明大の名を高めてほしい」とお祝いの言葉を述べ、「みなさんは我々後輩の見本。先生方の名に恥じぬよう、残された我々は明大の発展に精一杯努力していく」と誓った。

 会場をサロン紫紺に移した祝賀会では、長吉泉理事長が感謝の言葉を述べ、「激動の時代に教育・研究を全うされたことで現在の明大がある。これからも明大を愛し、見守り、支援してほしい」と挨拶した。その後の懇談では、名誉教授から謝辞とともに、近況報告や今後の抱負、明大の一層の発展への期待、要望などが語られ、和やかな雰囲気のうちに幕を閉じた。

 名誉教授の称号を贈られた5氏は次のとおり(年は西暦で表示)。

 菊田幸一氏(きくた・こういち、70歳)は1957年中央大学法学部卒業、64年明治大学大学院博士課程修了。67年明治大学法学部専任講師、75年同教授。2005年3月に退職されるまで、法学部二部主任、社会科学研究所長、大学院法学研究科委員長等を務められた。全国犯罪非行協議会会長、法務省行刑改革推進委員会顧問等歴任。法学博士。

 住吉良人氏(すみよし・よしひと、70歳)は61年学習院大学政経学部卒業、67年明治大学大学院博士課程単位修得退学。同年明治大学法学部専任助手、79年同教授。2005年3月に退職されるまで、法学部二部主任、大学院教務主任等を務められた。外務省国際法局国際法研究会委員、大学基準協会判定小委員会委員等歴任。

 坂下進氏(さかした・すすむ、72歳)は55年東京都立大学人文学部卒業、58年同大学院修士課程修了。64年明治大学政治経済学部専任講師、73年同教授。2003年3月に退職されるまで、臨時学長室専門員、政治経済学部経済学科和泉主任等を務められた。日本DDRゲルマニスティク交流促進協会・常任委員、(財)ドイツ語学文学振興会・協議員等歴任。

 百瀬恵夫氏(ももせ・しげお、70歳)は58年明治大学政治経済学部卒業、71年同大学院博士課程単位修得退学。77年明治大学政治経済学部専任講師、80年同教授。2005年3月に退職されるまで、政治経済学部長、評議員、評議員会副議長等を務められた。参議院第一特別調査室客員調査員、RBAアジア中小企業研究会会長等歴任。経済学博士。

 小疇尚氏(こあぜ・たかし、70歳)は58年明治大学文学部卒業、61年同大学院修士課程修了。同年明治大学文学部専任助手、77年同教授。2005年3月に退職されるまで、文学部長、博物館長、評議員等を務められた。文部省学術審議会専門委員(科学研究費分科会)、日本地理学会評議員・常任委員・編集委員長等歴任。
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