「明治大学広報」
 
第557号(2005年6月15日発行)
駿 風
今日、本学教職員の間に、受験者数の急減と激しい大学間競争という厳しい現実を前に、生き残りをかけた教学改革の必要性について大方の合意が生まれつつある▼こうした教学諸改革は、何よりも入試制度やカリキュラムの学部レベルでの改革を基点としつつ、受験生のニーズを的確に反映し、社会の大学教育に寄せる期待に応えるものでなければならない▼しかし、同時に教学諸改革をめぐる議論においてあまりに「完璧主義」・「完全主義」に陥り、改革に伴う細かな問題点を挙げ連ね「総論賛成・各論反対」になることも多いのは極めて残念と言わざるを得ない。今や改革のスピードが問われており、「一歩前に<CODE NUM=0230>」踏み出す気概が求められる▼同時にこうした学部改革努力と連動した大学全体の改革も極めて重要となる。学部レベルの「部分最適」ではなく、大学全体の「全体最適」を目指す教学改革は学長の強力なリーダーシップの発揮を必要とする。学長の下で教学一体となった改革努力こそが21世紀の明治大学の発展のために欠かせないように思われる。
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