科学研究費補助金は、人文・社会科学から自然科学に至る全ての分野において、基礎・応用問わず、あらゆる「学術研究」（研究者の自由な発想に基づく研究）を格段に発展させることを目的とする「競争的研究資金」である。ピア・レビューによる審査を経て、独創的・先駆的な研究に対して助成される。本年４月、交付内定時に発表された総採択件数は４万６１７５件で、約１５３５億円（間接経費含む）が配分される予定である。
平成１７年度の明大から同補助金への申請件数は２０１件（特別研究員奨励費除く）で、採択件数は新規・継続分を合わせて９４件（前年度９８件）。採択率は４６・７７％（同４２・９８％）で、補助金交付総額は１億８２５５万円（同１億９０５５万円）であった。
このうち新規の採択は、新規応募件数１３４件に対して２２件（新規採択率１６・４２％）に留まっているにもかかわらず、採択率が上がっている理由としては、申請件数には含まれない４月からの新規採用教員が明大へ転入後に採択を受けている（これにより７件増）ことがあげられる。新規採用教員の数を除いた採択率は昨年度と同様で、ほぼ横ばいである。今後も引き続き、申請率・採択率をいかに向上させるかが、大きな課題である。
今回、明大に交付決定のあった研究種類別の研究代表者および研究課題、補助金交付額については、本紙次号以降に掲載の予定である。 |
