第1は、多様な課外活動の奨励と支援を通じて学生諸君の自立支援を図ることです。例えば、コミュニケーション能力などの社会的能力が必ずしも十分とはいえない学生に対して、さまざまな体験の場を提供し、そのなかから何かを体得してもらうことです。この目的を達成するために、新入生キャンプや東京六大学野球の応援など、課外教育プログラムの一層の充実を図っているところです。
また、正課授業以外の場において活躍する学生個人やグループを積極的に褒賞し、広く知らしめることによって、キャンパスライフの活性化を図る必要があります。運動部での活躍や入学時の成績によって褒賞される現在の仕組みだけではなく、入学後にがんばっている諸君に対する褒賞制度を充実させることがとくに重要だと考えています。2006年度からの実施に向け、現在、課外活動褒賞制度、岸本辰雄奨学金の組み替えを検討しています。
さらには学生諸君のもっている多様な能力を学内で発揮してもらうだけでなく、それらを「社会的な資産」と捉え、社会との連携のために生かす必要があります。学生相互や社会との連携を図り、それらに貢献することを通じて学生の自立支援の一助とすることを主たる目的としたボランティアセンターの設置は、なるべく早い段階での実現に向け、現在準備が進められています。
これら自立支援のさまざまなプログラムには、すでに連合父母会、校友会から支援を受けており感謝に耐えませんが、これからも緊密な連携をとりつつ制度の充実を図りたいと考えています。 |