「明治大学広報」
 
第561号(2005年9月1日発行)
 ・校友会が大学を支える核に
理事長 長吉 泉
 明治大学は、学園の正常化を完全に取り戻しました。今後の課題についても法人・教学一体となって取り組み、明治大学を日本一の大学にするための方策を真剣に考え、積極的に進めているところです。

 明治大学にとりましては、大学がいかに学生に対するサービスに徹するか、そして教育研究活動を支えていくか。これが最大のテーマであります。かかる理念に基づき、理事会のもとで、経営課題検討プロジェクト委員会を立ち上げ、新しい大学の事務組織のあり方を鋭意検討しています。

 施設関係もこの4月から和泉キャンパスでは、素晴らしい設備を備えた和泉メディア棟の竣工など、全ての施設が整いつつあります。また、スポーツ施設においても、八幡山グラウンドをはじめ、ほぼ運動施設が整ってきました。それとともに特別の強化予算を組んで、スポーツ振興を図っているところです。昨年は東京六大学野球で優勝しましたし、14年ぶりに箱根駅伝にも出場しました。教学ではAO方式による新しい選手を採用するなど、スポーツで明治大学を一層元気な姿にしてまいります。

 一方で、大学は学問の府でありますから、勉学においても大いに進歩発展をしていかなければなりません。そのひとつとして、国家試験にも力を入れています。昨年は、司法試験、公認会計士試験ともに合格者が急増しましたが、本来合格する力を有する学生は、もっと多いものと信じております。今後これを、より実数に近付ける方策を打ち出していく所存です。

 校友会につきましては、数年前までは、大学との絆が非常に薄かったというように感じていました。しかしながら、青木会長をはじめ、本日ご列席の皆様方の力強いご支援によりまして、今や大学と校友会は一体となって、あるいは両輪となって、明治大学の発展の大きな力となっています。本当にありがたいことだと感謝を申し上げる次第です。

 校友会館(仮称)もいよいよ建設の運びとなります。明治大学にふさわしい校友会館を是非つくりたい。そして、皆様方に愛されるものに仕上げたい。これからは校友会館を拠り所として、校友会がますます発展し、一層大学を支えていただけますよう心からお願いを申し上げたいと思います。
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