「明治大学広報」
 
第561号(2005年9月1日発行)
◆産学連携だより
   「産」「公」「学」による ユビキタス商店街プロジェクト
 本学のインキュベーション施設入居企業である鰍bOCO・WA・DOCO(ココワドコ)と東京都品川区、戸越銀座商店街連合は、「ユビキタス商店街」の実現に向けたプロジェクトを共同で行うことに合意し、7月22日、長吉泉明大理事長をはじめ、ココワドコ社・半田正浩代表取締役、品川区・濱野健区長代理助役、戸越銀座商店街振興組合・白井宗光理事長などの関係者により、明大アカデミーコモンにて記者会見を行いました。

 本プロジェクトは、本学の全面的な支援の下、品川区が同区内の我が国最大級の商店街である戸越銀座商店街連合にて、2006年度から予定している電線類地中化事業と並行し、商店街全体を光ファイバー網による広域ローカルエリアネットワーク化し、地域住民、商店街店舗、商店街利用者の新しいコミュニケーション方式を実証研究し、これらのツールを利用したサービスの企画・開発をココワドコ社を中心に進めていくというものです。例えば、商店街の街路灯などに無線LAN機器やカメラ、ディスプレイなどを設置し、店舗情報を配信するほか、広域ナースコールや子供や老人の居場所確認などのサービスを提供するなど、「防犯」「防災」「福祉」「環境」「安心」をキーワードとした全国の商店街活性化のモデルケースとなることを目指しています。

 本プロジェクトの推進にあたっては、今年9月に秋葉原クロスフィールド内に開設される明大秋葉原サテライトキャンパスで、本学の安藏伸治政治経済学部教授の情報コンテンツ作成技術、向殿政男理工学部教授(情報科学科)の情報処理技術、井家上哲史理工学部教授(電子通信工学科)の通信技術や小林正美理工学部教授(建築学科)の街づくりに関する研究シーズを活用し、研究・実験・デモンストレーションを進める計画となっています。2005年度末をめどに事業仕様の策定、2006年度から商店街での実証実験を開始する予定となっています。

(知的資産センター事務室)
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