「明治大学広報」
 
第562号(2005年10月1日発行)
◆ずーむあっぷ: 努力は道を切り開く
レスリング部  新海 一樹
 “努力は必ず報われる”。それを胸にレスリングに励んできた。「あいつは本当に頑張った」(森コーチ)。
 8月29日から31日にかけて駒沢体育館で行われた平成17年度全日本学生レスリング選手権大会で新海主将(経営4)は2回戦敗退に終わった。最後のインカレで昨年の3位を下回ったが「悔いはない」。
 高校1年生で競技をはじめた。監督に誘われて“何となく”やっていたのも、今や「生活の一部」。毎日道場で体を限界までいじめ、合宿所に帰ると体調管理に気を使い自炊。全てに手抜きはしない。その地道な努力が今の新海を作った。
 昨年12月、年内最大規模の大会、天皇杯に出場した。初戦の相手は社会人。不安が胸をよぎる。「自分より上の相手に勝てるのか」。その不安もいざリングに上がると消え、相手を終始圧倒し撃破した。
 新海はレスリング以外も優等生。「学がないと思われたくないから」と学業も手を抜くことはない。文武両道を地で行く主将は、残り少ない競技生活で集大成を発揮するに違いない。
(しんかい・かずき 経営4、峡北高出、180cm・108kg)
広報部(お知らせ)へ
                            ・明治トップへ
 
ご購読のお申し込みは下記メールアドレスまでお願いいたします。
E-mail:koho@mics.meiji.ac.jp
閉じる