「明治大学広報」
 
第563号(2005年10月15日発行)
◆駿風 
 間もなく大学祭。学生諸君の自主性を重んじたこの行事、好天には万余の集客をも得、スポーツとはまた異なる熱気がある。明大祭が11月1日から生明祭が18日からはじまる▼楽しみにしている者がいる一方でどうにも一般教職員の関わりが気になる。野暮なことは云いたくないがサークルやキャンパスに繋がりがないと殆ど蚊帳外の感すらある。学生主体だからと云ってしまえばそれまでだが「大学祭」という名目にしては何か物足りなく残念だ▼参画の難しさは十分に解かる。しかし大学という場は教職員、学生がそれこそ三位一体となって機能するコミュニティである。其処には特殊な相乗効果さえある。真摯な関係に加えて面白さ、醍醐味もある。毎年が無理なら隔年でも良い。この特性を活かすイベントが望まれる▼もっとも、多忙を極めている教職員諸氏である。酷な日々を逆撫でするよりこのご時世だ、いっそ校友や父母まで巻き込み、誰でもいつでも何処からでも参加できるユビキタスなキャンパス・フェスティバルの開催でも考えた方が現実的かも知れない。
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