「明治大学広報」
 
第567号(2006年1月1日発行)
◆ずーむあっぷ: 「2足のわらじ」 
競走部 辻村 充
 主務と選手、2足のわらじを履いている。辻村(文4)は選手として、主務としてチームを支えてきた。昨年14年ぶりに東海道へと帰ってきた紫紺のたすきを、前回出場から途絶えていた8区で堂々とつないだのも彼だ。
 マネジャーの少ない競走部において、主務の役割は想像以上に多い。「練習しながらマネジャー的なことをするのは大変」(中門・経営2)。それでも1年間、ずっと手を抜かずにやってきた。「誰かが崩れてしまったら、チーム状況がバラバラになるから」。チームのために、自分のためにできる限りのことをしてきた。またあの大舞台に立てるように。そして今年、2度目の箱根駅伝へ  。
 「4年生で最後の年だから、後輩達のためにもシード権をとって卒業の置き土産にしたい」。チームのために尽くしてきた男が、最後の大会に懸けるのもチームへの思い。新春1月2・3日、第82回東京箱根間往復大学駅伝競走、通称箱根駅伝。伝統の紫紺のユニフォームを身にまとい、辻村が東海道をひた走る。「シード権獲得」という目標のために。
(つじむら・みつる 文4、東海大山形高出、170p・54s)
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