「明治大学広報」
 
第568号(2006年2月1日発行)
◆和泉・生田校舎 大学入試センター試験実施
   リスニング導入 「ゆとり教育世代」が挑む
 高校3年間を現行学習指導要領で学んだ「ゆとり教育世代」が入試に挑んだほか、今年度から英語にリスニングテストが導入されるなど「はじめて」が特徴だった大学入試センター試験。今年度の同試験志願者数は、約55万1400人で前年度より約1万8500人減(前年度比3・3%減)と3年連続で減少した。高等学校等卒業見込者(現役)は約42万6千人(同約4200人増)で全志願者に占める割合は77・3%(前年度74・0%)となり、過去最高だった。利用する大学数は、国立82大学、公立72大学、私立440大学1179学部(前年度408大学1092学部)で、前年度より32大学増え過去最高を記録。学生の学力低下を背景に、国公立大では「5教科7科目」以上を課す大学が7割に達した。

 志願者数は3年前に比べ1割減少しているが、大学が増加して入学しやすくなった結果、受験生が強気になり、人気の二極化が拡大していると言える。「資格志向」「実学志向」は変わらず、就職に結び付きやすい教員養成系や医・歯・看護系学部が人気を集めているほか、経済系の伸びも目立つ。

 明大では生田・和泉の両校舎でそれぞれ、1000人、1500人の受験生を受け入れ、2日間の日程を無事終了した。

 2006年度は、商学部が新たにセンター試験利用入試を実施。1月31日現在で2794人の志願者を集めている。そのほかの学部では、法学部3911人(前年度最終計4168人)、政治経済学部4542人(同5774人)、文学部5481人(同2252人)、理工学部6009人(同4715人)、農学部2420人(同2512人)、経営学部1300人(同1922人)、情報コミュニケーション学部1907人(同2400人)の2万8364人(同2万3743人)となっている。

 また、明大の一般入学試験は、2月7日の理工学部を皮切りに2月16日の商学部3教科方式まで順次実施される(別掲)。1月31日現在の志願者数は、法・商・政治経済・文・経営・情報コミュニケーション学部合計で3万1923人、理工・農学部合計で9573人で、前年度同日比951人の増となっている。

 なお、明大では学部・学科・方式別の最新の志願状況をはじめとする受験情報について、ホームページ(http://www.meiji.ac.jp/)で公開している。
広報部(お知らせ)へ
                            ・明治トップへ
 
ご購読のお申し込みは下記メールアドレスまでお願いいたします。
E-mail:koho@mics.meiji.ac.jp
閉じる