5つの研究

1. 生物、社会システムの形成と破綻現象のモデルからの解明

平成28年度

目標

システムを構成する要素の議論だけでは全体のシステムは理解できない。自己組織化はそのようなシステムが何故構築されたのかを理解するためのモデルとして大きく貢献しているが、一旦構築されたシステムも何らかの条件で破局が生じる。これを理解するための破局のモデルの構築をいち早くMIMSは提案している。金融市場の破綻、正常な腫瘍細胞の癌化、自然渋滞の発生等、このような自己崩壊現象は自然科学、工学、医学、社会科学に渡る様々な分野で見られる。この類の現象数理学に、より多くの学内研究者も加わり、破局の制御により社会に貢献することが本グループの目標である。

実施計画

MIMSの自己組織化グループ(グループリーダー:山口智彦(MIMS 副所長))がモデル支援解析法を理論的支柱として、他所に先んじ、集団のパニックの発生等も自己崩壊現象と捉えたモデリングを進める。すなわち、数理モデルの構築、解析からそれらの背後に現れる共通的な要因を見いだし、その仕組みを解明することから、自己崩壊現象の理解及び制御を目指す。

平成29年度

目標

目標を実現するモデルの構築とともに、それを国内外へ広く発信するシステムを作り上げる。

実施計画

金融市場の破綻、正常な腫瘍細胞の癌化、自然渋滞の発生などの自己崩壊現象のモデルの構築。

平成30年度

目標

関連する研究集会を開催することから、目標を実現するモデルを広く国内外に発信し、関連分野の先導を図る。

実施計画

自己崩壊現象のモデリングのシミュレーションの実施。

平成31年度

目標

評価委員会からのフィードバックにより計画をより具現化し、更なる社会貢献の実現性を高める。

実施計画

自己崩壊現象の背後に現れる共通的な要因の探求。

平成32年度

目標

世界の科学・技術の進展、豊かで安心できる社会の実現に貢献することから、本学の最高レベルのブランディングを構築する。

実施計画

自己崩壊現象の効果的な制御による安定社会の実現。

生命や社会の自己形成と崩壊現象の要因を読み解く

研究メンバー

MIMSでこれまで進めてきた自己組織化現象に関する研究をさらに発展させ、社会システムにおけるシステムの形成及び崩壊に関して、実現象系として化学反応系、生物系を中心に、それらのモデリング及びその数理解析をベースとした研究を進める。これまで自己組織化現象に関するモデリング及び数理解析の研究を推し進めてきた三村昌泰(MIMSフェロー)、二宮広和(総合数理学部)、小川知之(総合数理学部)、矢崎成俊(理工学部)、上山大信(MIMS 研究員)、池田幸太(総合数理学部)、自己組織化現象に関する化学・物理実験をベースとした研究を推進している山口智彦(MIMS副所長)、末松信彦(総合数理学部)をメンバーとして、社会システムの形成と破綻現象に関する実験的・理論的アプローチ双方からの研究及び成果の発信を行う。

グループリーダー
山口智彦(明治大学 研究・知財戦略機構特任教授、MIMS副所長)
正常細胞の癌化や砂漠化などの仕組みを探るモデルと数理解析
三村昌泰(明治大学 学長特任補佐、MIMS フェロー)
自己組織化現象のモデリング及び数理解析
上山大信(武蔵野大学 工学部教授、MIMS研究員)
自己組織化現象の分岐解析
小川知之(明治大学 総合数理学部教授、MIMS所員)
伝播現象とパターンダイナミクスの数理解析
二宮広和(明治大学 総合数理学部教授、MIMS所員)
動的界面の特異性とその数理解析
矢崎成俊(明治大学 理工学部教授、MIMS所員)
集団運動の自己組織化と自己崩壊に関する数理解析
池田幸太(明治大学 総合数理学部准教授、MIMS所員)
集団運動の自己組織化と自己崩壊に関するモデル実験
末松信彦(明治大学 総合数理学部准教授、MIMS所員)
自己組織化現象に関する化学・物理実験をベースとした研究
山口智彦(明治大学 研究・知財戦略機構特任教授、MIMS副所長)

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