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明治大学広報
第570号(2006年4月1日発行)
父母から明大へ ‐子供の卒業にあたり‐
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大人の塾 山梨県 土橋正文
 
 雪が融け、春色が舞うこのよき季節に、我が一人娘も無事4年間の学業を修め、社会人として巣立ちの時を向かえることができました。

 思い起こせば4年前、3人の兄たちと同じように「東京の大学に行きたい」と打ちあけられた私は、家族全員を相手に「娘は父親の俺が守る!」なんて徹底抗戦を宣言。今思えば微笑ましい(?)エピソードでありました。そして娘が受験したのが、あこがれの明治大学でした。
 私は知人の勧めに、ためらうことなく父母会の役員をお引き受けしました。
 父母会の活動は地味ではありますが、明治大学という共通のブランドで結ばれ、その活動を通じて信頼や友情を生み、さらに何かわからない力によって、自分が引き上げられていくことに気付きます。これはまさに「大人の塾」といえないでしょうか。もっと多くの人に知ってほしいと思います。

 明治大学は120年という長い歴史を尊重しながらも、常に未来への繁栄に柔軟な経営感覚を実践してきたことに驚きました。駿河台の地に21世紀の教育のシンボルとして堂々とそびえ立つリバティタワー。歴史文化への拘りを主張するアカデミーコモン。ITの街・秋葉原でのサテライトキャンパス。さらに時代の変化にタイムリーに対応するカリキュラムや学部の新設等々がまさにその例ではないでしょうか。

 これらの教育に対する諸方針に対して心から敬意を表し、21世紀の高等教育のリーダーとしてますます社会に貢献していかれますことを心から確信し、地区父母会に自信を持って伝えてまいりたいと思います。



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