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明治大学広報
第570号(2006年4月1日発行)
明大生、日銀グランプリ最優秀賞 ‐「ハイブリッド・マネー」提案を評価‐
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  大学生が経済・金融分野の論文を競い合うコンテスト「日銀グランプリ〜キャンパスからの提言〜」(主催=日本銀行)が開催され、明大商学部折谷ゼミ3年生のチーム(相原早紀さん、須田理恵子さん、松井孝憲さん)が最優秀賞に輝いた。
 
 今回が第一回目となる本コンテストには全国の大学から49チームが参加、事前の論文審査をクリアした5チームが3月10日に日本銀行本店でプレゼン審査と質疑応答を行なった。
 
 明大チームの発表テーマは「電子ペーパーマネー・システムの構築」。最近注目されている『電子ペーパー』と『電子署名』の技術を応用し、『電子マネー』と『ペーパーマネー(紙幣)』の長所を兼ね備えた『ハイブリッド・マネー』の提案を劇仕立てで発表した。
 
 「生活者から中央銀行までが、現金の取り扱いにかけているコストを削減しようとするもので、決済インフラのあり方を考えるにあたり新鮮で示唆に富んだ提案」(審査委員長・岩田一政日銀副総裁)と評価され、見事最優秀賞を獲得した。
 
 受賞論文は「日本銀行季報」と日銀のホームページに掲載されるとともに、提案内容は日銀の資料展示室に展示される予定。
 
 受賞後に行われた記者会見で「決勝に出場できただけで、オリンピックに出られたような気持ちだったのに、優勝して金メダルをもらったようです」(松井)、「ゼミで決済システムという金融インフラの大切さを学び、インフラの整備が金融力の向上であるとしたことが評価されて嬉しい」(須田)、「ゼミでの勉強と身近な問題とを結びつけた提案を発表できる場を設けてもらい、感謝している」(相原)と喜びを語った。
 
 なお「優秀賞」は香川大学と京都大学が、「敢闘賞」は東京大学と早稲田大学の各チームが受賞した。


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