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明治大学広報
第571号(2006年5月1日発行)
国際GP採択「国際的会計専門職業人養成プログラムの開発」
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 平成18年度文部科学省「大学の国際化推進プログラム(海外先進教育実践)」に採択された明大の取組の概要と期待される社会的効果等について紹介する(1面関連記事)。

取組みの概要

 明治大学大学院会計専門職研究科(本研究科)は、国際会計士連盟(IFAC)の職業会計士教育国際基準に準拠した国際的会計専門職業人育成教育プログラムを教育上の特長としており、その特長を実現する一環として本取組みを位置づける。本取組み「国際的会計専門職業人養成プログラムの開発」は、海外協定校であるカナダ・ヨーク大学との共同プロジェクトである。本研究科学生の(1)国際会計専門能力(2)ビジネス・コミュニケーション能力、および(3)ケース・メソッド教育による実践的能力の開発・向上を目指し、本研究科独自の教育カリキュラムの実施を通して、わが国における会計専門職大学院の教育モデルを確立しようとするもの。

 この取組みの実現のため、本プログラムにおいて、グローバル化する経済社会で活躍する国際的会計専門職業人に求められる能力と資質の開発、および向上を目指したケース・メソッド教育の習熟を目指して、教職員を派遣する。

期待される社会的効果等

 国際的会計専門職業人に対する社会的要請は高まる一方である。こうした背景を受けて、当該資質に富む人材の育成は、明大のみならず、すべての会計専門職業人の育成を目的とする専門職大学院に共通する使命でもある。しかしながら、こうした使命に応えるべき教育内容に関しては、いまだ多くの専門職大学院が模索の段階にあると言っても過言ではない。こうした状況に鑑み、本研究科ではわが国の会計大学院としては唯一の国際会計研修を実施している。本取組みによって、実践性と国際性の涵養を通した国際的会計専門職業人育成のための指針となる教育プログラムが可能となり、わが国の会計専門職業人育成を目的とする専門職大学院における、新しい教育パッケージを内容とする教育モデルの構築という重要な社会的使命が果たされるものと期待される。
 
 本研究科の教育目的である国際的会計専門職業人の養成という点に照らし、本取組みの推進と、その基盤形成のための本プログラムの有効性はきわめて高く、専門職大学院としての学術および教育における質、および社会的意義をさらに高めるものと思われる。また、わが国における会計専門職業人養成を目的とした専門職大学院の共通の教育システムとしての新しい教育モデルの構築という点においても、社会的な効果はきわめて高いものと位置づけられる。
本取組み概念図

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