「１．設置の趣旨」
「２．教育研究上の理念・目的」
「３・どのような人材を育成するのか」から続く

４．学部の特色

　新学部は、以下のような７つの教育研究上の特色を有しています。

　第１の特色は、現代日本文化に関する教育です。新学部では、「クール・ジャパン」と呼ばれ世界の若い世代の人気を博している現代日本文化やその背景を成している日本の伝統文化を対象として多面的な教育を行い、世界への積極的な情報発信を目指します。

　第２の特色は、現代日本文化研究の一環としての日本型社会システム（企業／産業／社会制度）に関する教育研究です。新学部では、日本の文化のみならず、その発信基盤としての日本の企業・産業・社会制度の教育研究も重要な課題としています。

　第３の特色は、比較文化や国際関係に関する教育研究です。新学部では、「世界の中での日本」や諸外国の文化・社会・経済・歴史等に関して広くかつ正確な知識を得るために必要な充実したカリキュラムを用意して、学生の国際的視野の涵養に努めます。

　第４の特色は、集中的に行う英語教育についてです。外国人留学生も日本人学生も、ともに日本文化を学び、英語で日本文化について正確に情報発信できる能力を身に付けていきます。新学部では、そうした発信型の実践的英語教育を重視しています。

　第５の特色は、国際教育交流についてです。新学部では、短期留学も含めた各種留学制度を整備し、正課授業の一環として日本人学生の海外留学を促進していきます。また、外国人留学生に関しても、明確なビジョンを持って、積極的に受け入れていきます。

　第６の特色は、日本語教育についてです。新学部では、日本人学生・留学生を問わず日本語教育を重視しています。日本の文化や社会について正確な知識と深い理解を得るためには、充実した日本語教育が不可欠であると考えています。

　第７の特色は、多文化共生キャンパスの創成です。新学部では多くの外国人留学生を受け入れ（当面、１学年４０名程度を予定）、また多様な文化的背景や豊富な国際経験を持つ外国人教員も積極的に任用して、国籍や民族の違いを超えて共に学び、相互理解を深める多文化コミュニティーの創成を目指します。

　以下のような特色を備えた新学部は、国際系学部として本学の国際化に大きく貢献していくのみならず、明治以来、受信型であった日本の大学教育のあり方を根本から問い直す意義も有しております。

【国際日本学部（仮称）設置準備委員会】


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