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明治大学広報
第579号(2007年1月1日発行)
2007新春座談会 校友・父母と大学連携
3.校友会と父母会の連携を
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(「2.明治大学へ期待するもの」から続く)

○松瀬 校友会に、どうすれば若い卒業生が集まってくるでしょうか。

○内田 今「もったいない」という言葉が見直されていますが、校友会と父母会の関係、また大学の関係が、非常にもったいないという感じがします。静岡県の学生は卒業後2・3割の人が地元に帰りますが、新卒の人が帰ってきて、就職活動・情報の共有・ビジネスいずれにおいても、明治の校友が築いているネットワークをいろんな意味で活用できたらいいなと思います。
 校友会の会合に行きますと、若者が非常に少ない。校友が明治の校歌を肩組んで歌う。それはそれで素晴らしいのですが、何かそこに入っていけないものがある。それは、交流がないからですね。これだけの先輩がいて、恩恵を享受できない在校生は、ある意味でもったいないなと感じます。

○舩曵 確かに校友会というのは、年配者が過去を懐かしむ会であっては意味がない。校友は大学の将来に向かってお手伝いするという発想が必要です。それには、若い人の力が必要ですので、現役の学生や若い校友の参画を促すような仕組みがほしいですね。

○川井
 子どもたちに、ホームカミングデーなどへ参加を呼びかけないと、卒業生との接点がないんじゃないでしょうか。

○内田 利害的な話ですが、先輩を介して、就職のお世話や情報の提供、お得意さんの紹介などがあると深くつながりますよね。就職課のほうも、例えば地元で就職したい学生がいた場合に、先輩のところに「こういう学生がいるんだけど、どうでしょう」と連絡して、「おっ明治の学生だったら会ってみようか」と、お互いに補完しあえる関係になっていけばと思います。

○森山
 私が明治から関西テレビに入ったのが約20年ぶりでした。やはり、先輩がいるかいないか、また、それを知っているかいないかで、受けるか受けないかも変わってきます。入ってから、「おまえ、俺の後輩や」って言われて、「もっと早く教えてよ」という感じはありましたね。

○内田 お互いの総会のときに役員を呼び合うだけで、校友会と父母会が交流する機会が少ない。可能であれば、少しでも予算化してほしいですね。予算をもらった以上は交流の場をもたないといけない。すると、お互いの企画への協力・参画など、連携ができると思います。年に1回でも、ひざを突き合わせて話ができたらと思います。卒業したら、みんなバラバラですから、校友会と父母会、早くから接点をもってほしいですね。

○舩曵 入学したときの新入生の父母と校友会との交流のようなものがあると、父母も親近感がわくかもしれません。また、新入生が希望を持って入学してくるときに、校友会主催の歓迎会でもあると、親近感がだいぶ違うかもしれませんね。卒業するときになって校友会が出てきても…。

○森山
 校友会に、在学生が一緒に入ってやっていると、若い校友が参加しやすいですよね。在学中にちょっとでも触れ合うようなことがあると、郷里でも先輩を頼りにすることができる。そうすると、校友会というのは「敷居の高い」ところじゃなくなるのかもしれません。

○川井 在学中に校友会と交流して、校友会の存在を知ってから卒業したほうがいいかもしれないですね。在学中に校友会費を払っていますので。
 それから、例えばゼミなどのときに先生に、「年齢が違う人もくるし、いろんな人と知り合っておくのはいいことだから、友だち同士だけではなく、参加したらどうか」と助言していただけると、親が言うのとまた違うと思うんです。

○松瀬 話題が尽きませんが、あと一言、ありましたら。

○森山 大阪あたりだと、「明治」の認知度はそれほど高くありません。付属校を作っていただければ、認知度も上がりますので、ぜひ検討してほしいと思います。

○松瀬 たくさんの貴重なご意見、ありがとうございました。(了)


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◇校 友
   舩曵 寛眞
   (株式会社日本航空名誉顧問)
   森山 浩行
   (前大阪府議会議員)
 ◇父 母
   内田 光一
   (静岡県地区父母会長)
   川井 惠子
   (埼玉県西部地区父母会)
 ◇聞き手
   松瀬 貢規
   (学務担当常勤理事、
    明治大学広報編集委員長)
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