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明治大学広報
第597号(2008年7月1日発行)
不妊症をテーマに講演会
先端アグリサイエンスチーム
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 ハイテクリサーチセンター整備事業による大型研究を組織する明治大学先端アグリサイエンスチームは、海外の生殖分野の研究者との交流を図るため、2008年度明治大学国際交流センター外国人研究者招聘プログラムにより、中国蘇州大学附属第一病院産婦人科の沈宗姫教授を招聘した。

 これを機に5月14日、駿河台校舎アカデミーコモン2階で、明治大学生殖内分泌研究所共催のもと特別講演会が開催され、学内外からおよそ90人の参加者を集めた(写真)。

 開会に先立ち、5月12日に発生した中国・四川大震災の犠牲者に哀悼の意を表して、全員で黙とうを捧げた。主催者の加藤幸雄農学部教授の司会で、まず東海大学医学部産婦人科の和泉俊一郎教授による「日本における不妊症と体外受精」が、続いて沈教授による「中国における不妊症問題とその治療」の講演が行われた。その後、大学院農学研究科博士後期課程3年の蔡立義氏(日本学術振興会特別研究員、蘇州大学卒・医師)の通訳を交えて、日中における不妊症問題について、参加者から活発な質疑が取り交わされた。

 最後に、再び和泉教授による「働く女性の妊娠・出産」の講演が行われ、妊娠と出産が母体にとってどれだけ大変な出来事なのか、そして「妊婦のシートベルト着用や禁煙」の必要性が示され、命を育むことがいかに大切で大変なことなのかを、次世代を担う多くの若い参加者に印象づけた。

(加藤幸雄農学部教授)



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